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2005年12月14日 (水)

NIESSING

Dsc00032  NIESSING(ニーシング)という、ドイツのブランドの指輪です。ジュエリーが好きな人や、ドイツが好きな人は知っていると思いますが、日本ではあまり有名ではなく、「知る人ぞ知る由緒正しいブランド」というような位置づけになってしまっている気がします。というのも、ニーシングのジュエリーはリングを筆頭に、どれも派手なものと言う感じではないからです。よくみると、すごい技術が使われていたり、素晴らしい加工をしていたりするんですが……。

 ニーシングが何故、「由緒正しい」かというと、理由は三つあります。まず一つ目が、ニーシングセッティング(テンションセッティング)と呼ばれるセッティングにあります。このセッティングは他のいわゆる、ティファニーセッティングやミステリーセッティングが、ある程度ツメまたはレールを用いて宝石を固定するのに対し、全くの左右からの地金の圧力のみで、宝石を固定します。こうすることにより、より宝石に光が入り、余分な反射が無く、綺麗に輝くのです。これ、すごいですよね……、溜息でますよ、綺麗過ぎて。その分、値段もある程度綺麗なんですがね……。

 二つ目の理由は、指輪界への貢献度にあります。今、僕達が指輪のサイズが合わなくなってしまった時とかに、指輪を削ってまた再び付けれるようになるのは、ひとえにニーシングのおかげです。機械を発明したのが、まさにこのニーシングなのですから。ありがたいことです、なむ。ほかにも指輪を彫る機械を発明したのも、プラチナと純金の溶接技術を開発したのも、ぜーんぶニーシングなのです!恐れ入りますよ、マジで。

 最後の理由は、ニーシングのリングは芸術だということです。かつてドイツで、ある裁判がありました。デザインの模倣に対する裁判です。そう名も無きブランドが、ニーシングのテンションをパクッたのです(とはいえ質は全くの別物で、相手にならないようなものだったでしょうが……それだけニーシングセッティングは難しいのです)。その裁判の結果が「ニーシングのリングはジュエリーでなく、もはや芸術品であり、模倣することは知的財産権を侵害するのみならず、芸術そのものへの冒涜である」ということだったのです。ヤバイ!ヤバイですよね!!これは。ジュエリーを超えたジュエリー、それがニーシングなのです。

 ところで、今回の画像は僕のもっている唯一のニーシングです(画質が悪くて申し訳ない…)。まぁ、やすーいラインのものなので、テンションリングでもなく、ダイヤでもなく、プラチナでも無いわけですが……。それでも大のお気に入りです。ボディはマットな質感のスチールで、真ん中のラインに3つのイミテーション(要は人工石ですね。)がついています。これはアバカスというモデルなんですが、その名の通り、そろばんのように真ん中の3つの石が、シャラシャラ動きます。動きが最高です、面白い。スチールが徐々に傷ついていって輝きが見えてくるのもオイシイです。これが確か2万ちょいでしたか。

 この他にもスチールのものは基本的にお手ごろです。ダイヤが入っても、イミテーションでテンションリングでも10万いきませんから、買いですね。とはいえ、やはり出来ればテンションリングがまずは欲しいですね、プラチナが、ダイヤが。ほかにもアイリス(金と銀のつなぎ目なしのグラデーションは圧巻、他じゃ出来ませんまず。)とかナッチⅡ(シンプルな中での絶妙なセッティングが素晴らしい。)とか欲しいのはたくさんありますけども……。

 とにかくどれも素晴らしい指輪たちです。ぜひ<NIESSING>でご覧になって見てください。そして現物もできれば……、美しいですから。都内近場だと伊勢丹のウェディングジュエリーのコーナーに入っております、ひっそりと。僕はこれからニーシング以外の指輪を買うことは、よほどのことが無い限りあり得ないですね、だってニーシングで満足しきってますので。     circus

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