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2005年12月20日 (火)

読み方を変える

Dsc00127 村上春樹さんは、僕にとって文章の師みたいな感じです。言い回しや、構成の仕方は参考にしまくりです。もちろん面識など皆無ですけど。要は大好きということですね。とりあえず手に届くところにあったのを並べて撮りましたが、当たり前のようにまだまだあります。文庫で買うのがほとんどなのですが、それには理由があります。まずは金銭面のこと。やはり高校生とかのころに、ハードカバーを買っていく余裕はなく、文庫ですませてました。それともう一つの理由が、「いつでも読めなければならない本たち」だからです。それには文庫が良い、軽いし、かさばらないし。

 ところで画家のときと同じように、作家にも三大作家がいます、勝手に。こちらの「村上春樹」、ミステリーの鬼「宮部みゆき」、そして最大限に尊敬している「安部公房」です。どの方も繰り返しよく読むし、影響は大きいのですが、最も読み影響を受けるのは、村上さんです。文体のなめらかさとシャープさ、喩えの妙に心地良さ、登場人物の愛くるしさに憧れ、全てが気持ちいいのです。初期と現在では、文体の面でも、思想の面でも、やはりそれなりに変わってはいますが、本質と言うか、奥にある何かオーラのようなものは、全く変わっていないように感じます。みずみずしさも。

 村上さんの小説を読むと暖かくなります。そして青春を羨ましく思います。また多くの世界と人物に憧れます。そういうのがやめられません。寝る前に「1973年のピンボールを読んだり」、ふと朝方に「カンガルー日和」を読んだり、電車の中で「ダンス・ダンス・ダンス」にふけったり、もはや生活の一部に春樹さんの文学はあります。いつも読める、いつでも読みたい、そんな感じ。

 特に好きな作品は、長編では「ねじまき鳥クロニクル」、「ダンス・ダンス・ダンス」、「海辺のカフカ」、「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」、「羊をめぐる冒険」などです。僕は変わり者なのか「ノルウェイの森」は全く好みません。どうしても、読み返す気がおきませんね……。短編集では「カンガルー日和」に「神の子どもたちはみな踊る」がツボです。とくに蜂蜜パイは永遠の名作です。読んだこと無い人は絶対読んだほうがいいです。素晴らしき話。春樹堂さんでも人気ありますね、ここはお世話になってます、良いサイト。

 ところで、また多くの作品を読み返そうとしてるのですが、ちょっと今までとは読み方を変えようと思っています。特に素晴らしいと思える表現のところに、チェックを入れていくことにしました。チェックだらけになる作品も有りそうですが……。こうすることにより、自分の中により多くの色を吸収したいと思っているわけです、はい。これまでは流れるままに読んでいましたから。進歩……ですか、少なくとも僕にとっては。

 さて、何から読み返そうかな……、やっぱり「風の歌を聴け」からかなぁ、いやでもダンスが読みたい。ピナ・コラーダを飲むユキが読みたい。その後はねじをまくとして……。     circus

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コメント

こんにちは。
遊びにきたよー携帯では見れなかった!!
時間がないからゆっくり見れなくて残念だけれども春樹ネタがあったので思わず・・・・
春樹さん、いいよねぇ。でも一番は「ノルウェイの森」(笑)
あの乾いた絶望的な感じがたまらなく好きなのです。
それはさておき、読んでいてねやっぱり色々考えて日々を過ごしているのだね。
なんて羨ましい。言葉に人間味を感じました。
また遊びに来ます。うちのくだらん(笑)サイトにもよかったら遊びにきてね。
では、また。

投稿: ミツ | 2005年12月22日 (木) 11時51分

こんにちはですー。
「ノルウェイの森」は人物性がはっきりしすぎてダメなのかもしれません、僕には。
これからもよろしくです。僕もそちらに顔を出すこともあるかと。

投稿: circus | 2005年12月22日 (木) 20時55分

はじめまして♪
わたしも蜂蜜パイがすごくすきで、思い入れたっぷりで記事を書きましたが、うまく書けなくてあまりよさが伝えられなかったかもです。
記事の書き方参考になりました☆ また遊びに来ますo(^-^)o

投稿: プリン | 2006年1月26日 (木) 20時22分

>プリンさん
初めましてです。コメント、ありがとうございます。
蜂蜜パイ、染みますよね、心に。
僕も、書きたい想いがありすぎて、書くのに四苦八苦してます、いっつも。
参考になったとしたら、嬉しい限りです。
良い物、良い本をこれからもいろいろ書いていきますので、よろしくお願いします。

投稿: circus | 2006年1月26日 (木) 22時06分

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