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2006年3月15日 (水)

紙一重

Dsc00814 春が近づくにつれて、チノパンが欲しいです。特になんの変哲も無い、チノパン。別にギミックとか、特殊な加工とかない、チノパン。色はベージュ、もしくは薄めのピンク、グレー。そう思いながら、BRUTUSのモードファッション特集号を見ていたのですが、抜群に良いのは、マルジェラのモノ。でも気軽に履くにはやはりあまりにも高価だし、どうしても気負ってしまいそうです、欲しいのはそういう気分のモノでなく。……そして来たのがとある伝統あふれるブランド。かなり良さげです。近いうちに、見に行きたいですね。

 さて、今日はようやく買った小沢健二の待望の新譜、「ECOLOGY OF EVERYDAY LIFE―毎日の環境学」です。文句なしに売れていたにも関わらず、まるで必然かのごとく、活動を休止した小沢健二ですが、ここに復活です。しかも、今回は一回り、いや何回りも大きくなっていました、驚き。

 今回のCDは総て、ヴォーカルレス。つまり、トラックミュージックのみ、インストです。どの曲もデジタル感があり、けれどアナログの雰囲気が全体を締めている感じ。これまでの、ポップミュージック満載の姿は、確かに前評判どおり、あまり見ることはできません。しかし、しかしです。

 このCDは小沢健二が詰まっています。彼の天才的な思考、少し外れた常識感、有り余るほどのエネルギー、そして全体を包む暖かさ、落ち着き、異常なほどの冷静さ。それらが、流れ込んできます。怒涛の勢いで、さざ波のようにしっかりと。

 小沢健二がこのCDでやろうとしたのは、「現代楽想的オーケストラ」な気がします。クラシックを掴み、分解し、飲み込み、消化し、理解して、吐き出し、現代のシステマティックで機械的な状態に、彼なりに再構成し、造型し、色を付け、新たなクラシックに昇華させる。それではないか、と。

 8曲入りで、それぞれタイトルがもちろんついていますし、それぞれでもちろん風合いは違うのですが……どことなく共通した音、リズム、作りがあります。要するに、極端に言ってしまえば、これは8つに便宜上分かれているだけで、本当は総てで一つ、総てがつながってこそ、まさにオーケストラのクラシック楽曲のごとく、流れるのではないか、そんな気がしました。

 単純に聴けば、とても和むし、落ち着けるCDだと思います。そりゃあ、エレキ的なモノががっつりなので、それが苦手だったりすると、到底落ち着かないでしょうが。僕にとっては、悪くなかったです。

 たぶん、賛否両論でしょうね、音楽業界でも、一般でも。ただ、聴いて損はないです、こういうのって損得で聴くものじゃありませんが、それでも損は無いです。何かを、感じるはず。……それが良いことなのか悪いことなのか、大きいか小さいかは、全くの別次元の問題として、何かを。

 ま、なんだかんだで僕はひいき目が入ってますやね(笑)。実際、小沢さんがどういう風な趣でコレを作ったのかなんて、知るわけがありませんし。全部、推測だし、希望的観測。……でもねぇ、あながち、外れてはいないと思うのですよ、なんとなく。

 とにかく、小沢さん好きは聴くべきですし、そうでなくともチラッと聴いてみて欲しいですね、CDのパッケージ、イラストも良いですし。んね。

 それでは更新で。あ、冒頭にも書きましたが、BRUTUSはモード特集。毎度のコトながら、ギャルソンオムのポスター付いています、ブルーストライプのリバーシブルジャケ、GQに載ってたやつですね。それはともかく、マルジェラファンはまぁ、買ってもいいんじゃないかなと。アーティザナルもでかでかと載っていますし。女性モノですけど、パールとかビーズとかで作ったジャケ、最高です。     circus

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コメント

ああっ!!!オザケンの新譜を買ってなかった・・・。
なんか賛否両論のようですが、どうなんでしょう?
個人的に前作は苦手だっただけに少し聴くのが怖いですね〜。
ジャケットはかなり好みですけど。。
とりあえず明日にでも買ってきます!!!

投稿: unubore03 | 2006年3月16日 (木) 00時17分

>unubore03さん
TBありがとうございますー。
今回のは、僕も総じて好感です!
8曲で3000円ってのは、ちょっとどうなのかとも思いましたが……。
それでも、長く聴けそうなので、良いですね。

投稿: circus | 2006年3月17日 (金) 00時02分

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» 毎日の環境学 [UNUBORE]
circusさんの紙一重にTrackBack!!! 小沢健二、4年ぶりのニューアルバム。 ECOLOGY OF EVERYDAY LIFE 毎日の環境学 やっと買ってきました。 オザケンの新譜です。 前作『Eclectic』から4年ぶりですか。 今作は初の全曲インストのアルバムとなってます。 初めてインストと知った時は正直ショックでした。 あんなに魅力的な歌、そして声を彼は捨ててしまったのか? 今の彼の表現方法に声は不要だったのか? そして、元の相方であるコーネリアスこと... [続きを読む]

受信: 2006年3月16日 (木) 21時02分

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