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2006年9月21日 (木)

製品染め

Dsc01714 ipodの容量が本格的に足らなくなっています。なんとか、聞きたくなるスパンが長い曲なんかをごまかしごまかし、外し外ししながらこれまでやってきましたが……煮詰まっています。もう、外せる範囲が狭すぎて。あー、nano新しくしてしまうおうかなぁ、でもそれなら80Gのほうが良いんですよね。

 UK JACKのハナシはチョット先送りにするとして、やっときました「染め」。思い立ったが吉日。もはや染めに関した様々な勉強とか悩みが無いのなら、やってしまおうということで。……熱かったです、相変わらず。

 思い通りの濃いグレー、などというワガママなカラーは流石に染め粉がなく、かといって自分で混ぜるのもきっと失敗するだろうという予想のもと、結論はダイロンマルチのエボニーブラックを使用。黒なら染まりきらせるのも難しいし、僕の仕上げではいずれにしろ少々薄めに仕上がるだろうし、擦れたコットンのブラックは理想のグレーに案外近そうな色味だろう、ということで。これにエレファントグレーを少し混ぜれば、きっと理想の色なのですが、ソレは冒険すぎるのでスルー。……結果としてはやはり感じていた通りでした、まるで古着のブラックのような風合い。

 熱湯にダイロンを溶かし―黒なのでダイロンは他の淡色の倍使います―て、塩をぶち込み、更に熱湯の量を調節し、キナリのギャルソンくんを投げこんで、ひたすらに揉みながら染め続けます……まず20分強。ゴム手を毎回するものの、いっつもヤバイくらいに熱いです。ただ僕としてはここで温度が高ければ高いほどに、コットンは良く染まると信じているので、いつも熱湯でひたすら頑張ります。そして、絶対に手揉みが良いです、ムラになりにくい。ヘタに棒だの菜ばしだのを使うと、うまく染まらないのです。

 そしてその後少しお湯が冷めてきたら、若干放置ぎみにしつつ、ムラが出ないように時折揉む感じでゆっくり染めていきます。僕の場合はここでまた20分強。この頃には、熱いとかもはやどうでもよくなっています。そしてソレが終わったら、急速に冷水ですすいでいきます。……延々と揉みすすぎます。水が本当にほぼ透明になるまで、根性ですすぎ続けます。ここがまた大切、と個人的には思います。ここでヘタに染め汁が生地に残ると、生地がガッサガサになりますし、後で色も落ちやすくなり、風合いも不自然になるのではないか、と。だもんで、ここは必死です。

 んで、その後に「あえて弱めの中性洗剤を少し入れつつ、洗濯機で洗う」のです。コレをやるには、先ほどのすすぎが十分でないと、洗濯機がイタイ目にあいます。これにより、更に生地に色が自然に馴染む、と僕はふんでいるのです、はい。そしてしっかり脱水し、陰干し。……そして完成であります。完成品が画像のブラック。ちょっと色感が微妙に違いますが、結構満足できる色に仕上がりました。コレをまた使い込んでいくと、より擦れ感が出て、よくなると思われます。

Dsc01717 もちろん、年号のロゴなんて相当近づかなければ認識できません。ソレが何気に面白いです。よくよく見るとなんか書いてあります、みたいな。コレはブラック強めぎみに染めたかいがあるってモンです。

 ところで、製品染めっていうのはやはり一苦労ですよね。いくら業者は慣れていて、一気に大量に出来うる工程があるにせよ、この手間は賞賛モノですよ。僕だって、自分がこういうの好きだから出来ますが、まず「面倒くさい」って人のほうが多いでしょうしね。……しかし、先染めとは違う良さがあるのは確かです。

Dsc01719_1 コレ、中についてるタグですが、ものの見事に染まっています。あー、というかギャルソンのエステル縮絨のタグの色にソックリです。熱を与える度合いが少ないので、くっしゃくしゃにはなりませんが……。タグなんて、こんな風になった方が面白いのです。染めた実感も沸きます。

 さて、今月のクウネルが草木染めが載っているそうです。まだ、買っていません。本来なら、やはり自然染料で染めたいものですよね、そりゃあ。僕としては泥染め―それようの泥なんて、この辺じゃ無理ですけれど―に琉球藍なんかはまずやってみたいトコロ。あとは身近な素材でも、意外に良い色を出せますし。例えば……まずはコーヒーは常套、深い緑茶もいけそうです。個人的には薔薇染めなんて、すっごいキレイなピンクに染まりそうで、やる価値がある気がします。

 ま、とにかく「染め」って楽しいので、これからも良い具合の染める対象があれば、やりつづけます。今現在、一つ「色抜き」をしてしまいたいモノがあり、ソレにまた「染め」もしたいのです。今年中にはやっちまいたいなぁ、なんて。……色を巧く抜くって実は大変なんですよね、マジで。

 そいでは。「シャツ作りますか」計画はどうにも進みません。生地はブロードでまずは行きたいわけですが、番手をどうするかとか、色味をどうするかとか、ステッチ糸は何でいくかとか、接着芯の選択とか作る段階以前に悩むタネがズラズラ転がっています。ホントにゆっくり、乗り越えられればいいだろうと、気長な姿勢です。

 本日のカップ:DASANIスパークリング。コカコーラ社の無糖スパークリングなのですが、悪くはないです。ただただ、「コレにしよう」という決め手には正直欠けます。これでは他のスパークリング系には、到底太刀打ちできないでしょう。コカコーラはこのところ、調子悪いように感じますねぇ。     circus

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コメント

80GBを買いましょう、買っちゃいましょう(笑)

ちょっとちょっと、この染め良いんじゃないですか?
実は年号ロゴがあったり、タグまで染まってたりってとっても好みなんですけど。
ぜひ実物を見たいです、コレ。
「染め」は前にやりたいと思ったことがあるんですが、断念しました。
ダイロンが身近で手に入らなかったことと、鍋やらなにやら一式を自分で準備しなきゃいけなかったことで。
ですが、コレを見ちゃって、またやりたくなってきました。
それほどに良いですわ、コレ。

投稿: りやう | 2006年9月22日 (金) 22時07分

>りやうさん
80G、マジで欲しいんですが……5万ですしねぇ。安いっちゃ、安いんですけれど。

リアルに使い込んだような、古着的掠れブラックに染まりました。
元々のバッグのチープさは否めませんが、それでも満足して気分新たに持てそうです。
自分で染めると、欠点もありつつ、やはり愛着の度合いは強いので、楽しいですよ!
ぜひとも、やっちゃってみて下さい。
僕も次を早くやりたいです。

投稿: circus | 2006年9月23日 (土) 00時14分

80GB買いませう!!!
年末にまた"何か"がでるという噂もありますが・・・。

うまく染まりましたねー。
いい色です。

ボクも飽きたら染めちゃう事が多いですね。
Tシャツやらパンツやら。。
染めは楽しいですよね。失敗すると凹みますがw

投稿: unubore03 | 2006年9月26日 (火) 19時13分

>unubore03さん
年末……何をやらかしてくれんでしょうか。
今のところ、80Gは買うとしてもまさしく年末あたりなので……。

思いのほか良好に染まり、シンプルな白シャツなどとの相性が抜群です。
そうなんですよね、失敗が(笑)。
でも、成功したときの楽しさには及びませんよね。

投稿: circus | 2006年9月27日 (水) 00時06分

製品染めの場合染めるものにボタンとかがあったらどうすればいいんでしょう?

投稿: okiekjk | 2007年4月15日 (日) 18時44分

>okiekjkさん
そうですね、ボタンは悩みどころですよね。
ボタンの素材にもよると思いますが、熱に耐えられるモノ―強いプラスチックだったり、骨だったり―であったらそのまま染めるのが面白いと思いますよ。
ギャルソンやワイズは常にそういう手法を取ることが多いですけれど、えてしてボタンに色がうっすら染まって、その風合いはなかなか良いものです。

ボタンの素材が木であったり、何かの実であったり、既にカラーであったり、明らかに熱に弱い場合は、やはり面倒でも外してから染めるべきだと思います。
あ、熱に弱いだけなら、水で染められる染め粉を使うのも手ですけれど。
貝ボタンに関しても、染める最中に割れる可能性がかなり高いので、気をつけないといけませんし。怖ければやはり外すべきでしょう。

なんにせよ、手間を惜しまないことが満足のいく染めをする条件だと、僕は思います。
ボタンがあれば気を使うし、ジップも然り。
染め粉にしたって、熱を加えるタイプを使うこともあれば、自然染料もありだし、水で染められる染め粉を使うのもアリです。
初めはたぶん「なんだかなぁ」って具合に感じることも多いと思いますが、試行錯誤でだんだん満足できるようになります、きっと。

長々と失礼いたしました(笑)。

投稿: circus | 2007年4月15日 (日) 18時59分

またまたすいません。自分で製品染めをする場合これは絶対に必要!というものがあったら教えてください。

投稿: okiekjk | 2007年4月15日 (日) 20時27分

>okiekjkさん
更新直後だったんで、即レスします。

えーと、まず染まらないもしくは染まっても構わない、大きな容器。いわゆるタライみたいな。でも金属モノはモノにより化学反応で色が変わる可能性もある気がするので、耐熱プラスチックが良いかもしれません。
僕はプラスチックの大きなバケツを使っています。

厚めのゴム手袋も必要です。染める際は絶対に手で撹拌した方が巧く染められます。僕も含めて素人は熱い温度に耐えられないので、あったほうが良いでしょう。

当然染め粉。液体でも粉でも良いですが。自分のイメージに近い色味の染め粉が重要でしょう。混ぜて使うことも可能ですが、相応の経験がないと大抵失敗するので、初めは混ぜたりしなほうが良いと僕は思います。

あとはたっくさんお湯が沸かせる鍋。一度にお湯は投入しないといけないので、ヤカンなんかで何回もお湯を沸かそうとしていると、失敗すると思います。
良く染めるには、温度も重要になってくるので―水で染めれるのは別ですが―。

ついでに言うと、小さいハンカチとかTシャツ、レディスの薄手のブラウスくらいなら、天然染料を用いて、直接鍋を火にかけて染めるのも良いかと。ただ、キッチンを汚さないように気を使わないといけませんけれど(笑)。

投稿: circus | 2007年4月15日 (日) 20時40分

本当に本当に何度もすみません。初心者なもので。お湯は沸騰するぐらいのものがいいのでしょうか?また何リットルぐらい必要でしょうか?ダイロンはどこで売っているでしょうか?本当に何度もすみません。

投稿: okiekjk | 2007年4月15日 (日) 21時19分

>okiekjkさん
いえいえ、こんなに連続でPCチェックしていることは稀なので、タイミングがバッチリです(笑)。

お湯は基本的に沸騰近くまで沸かしちゃいますね。
ダイロンなどの説明書きにも書いてありますが、僕はそうしています。
まず容器にダイロンを少な目のお湯で溶いて、その後に一気にお湯を投入します。その際、若干温度は下がります。

えーと、染めるモノの分量によって染め粉の量もお湯の量もマチマチです。説明書通りかそれよりも濃いくらいでやると巧くいくと思います。
このカバンのときは、黒だったこともあり染め粉は通常の倍、お湯は鍋一杯くらいでやったような記憶があります。リットルは……測ってないのでなんとも。その辺は結構ノリでなんとかなりますよ(笑)。
少なくとも、染めるモノがある程度浸からなくちゃいけないわけですし。

ダイロンやRITなんかの染め粉は、いわゆるホームセンターやハンズやロフトなんかでも売っています、気軽に。
雑貨店や手芸店に行くと、また別の染料だったり、天然の染料を売っている場合もあります。
個人的に、ダイロンは楽に巧く染められると思います、RITより。

投稿: circus | 2007年4月15日 (日) 21時36分

すみません遅れましたが、ありがとうございました。今度挑戦してみようと思います!

投稿: okiekjk | 2007年4月16日 (月) 16時35分

>okiekjkさん
いえいえ、僕に出来ることならいつでもお声をかけてください。
なるべく誠実に、お答えいたしますので。

投稿: circus | 2007年4月16日 (月) 21時33分

ポリエステル素材のものって製品染めできるんでしょうか?

投稿: yamamoto | 2007年5月20日 (日) 00時11分

>yamamotoさん
僕が思うに、素人がポリエステルを染めるは相当に困難ではないでしょうか。プロは別として。
染めようとしても、たぶん思い通りに染まらないどころか、ムラだらけ、あるいはもの凄くうっすらと色づくだけに終わると思います。

ギャルソンやヨウジなんかでは、エステルを製品染めしたりしていますが、あれは相当高い温度と技術で色を定着させているものらしいですし。
ダイロンやRITなんかの説明でも、基本的にポリエステルは染まらないモノとして分けられています。

チャレンジするとあらば、イキナリ染めたいそのものではなく、同じ生地の切れ端なんかを用意して、どのように染めれば染まるかを検討したほうが良いと思います。
参考にならないかもしれませんが、そういうことで。

投稿: circus | 2007年5月20日 (日) 23時17分

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