« ウルトラマン | トップページ | 向上心 »

2006年11月20日 (月)

スイッチ

Photo_18 ふと、「そろそろ、このブログをやめようかな」と思いました。別に書きたいことやモノが無くなったわけでもないし、更新がメチャクチャ辛いわけでもない。でも、なんだか潮時を感じたのです、軽く。……が、そんなことをつらつら話していたら、ある人に、それはある種の甘えであることに気付かされました。直接的にも間接的にも、甘えうんぬんの意図では無かったかもしれないにせよ、またブログを続ける気になったのです。……ということで、変わらずこれからもヨロシクです(笑)。

 本日はようやく行ってきました、森美術館の「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」です。今、行きたい展覧会や展示は実は結構あって、頭を悩ませるトコロです。様々な時間の関係もあって、今回は森美とあいなりました。初めに総評を、えーと……良かったです、なかなか。

 十数個の映像インスタレーションが展示されていましたが、基本的にソレゾレ満足いくまで鑑賞していると、正直時間がかかりまくります。都合上数個、致し方なく途中できりやめた映像もありましたが、大方ほぼきちんとループして見た感じです。……多くの人は、ほとんどを途中で切り上げて進んでいましたね。しかしながら今回の映像たちは、粛々とした間の映像、あるいは大きな変化に至る本当に微々たる変化の過程、それらを見てこそ、最終形が頭に響く気がしました。ま、要はちょっとくらい長い沈黙だろうが、ヘタをしたら人によっては退屈さも憶える間の連続だろうが、しっかり見てみたほうが良いってことです、はい(笑)。

 特に気になった作品を幾つか。まずは初っ端、「クロッシング」。ずぅっと遠くから、人が行進してきます。それも死ぬほどゆっくり、僕らは暗い中で。しかしソレを見届けましょう。その後にこそ、グッと来る瞬間が訪れます。イキナリそこを見て立ち止まっていた人もいましたが、これこそ、その前段階を見ていると、受け取る衝撃の量が変わりますね。……コレ、いいです。初っ端に持ってきた森美も、賢いなと感じますね。

 その次からも続々、ちとビックリするような展示もあったりします。どれも刺激は受けると思います。そして訪れる「四人の手」。コレ、どうしても好きです。僕の中において、「手」という人間の器官は非常に重要なポジションにいます。その感情を、喚起させられます。……ところで、他の映像作品も含めてですが、ディスプレイが非常に優秀です。嫌味なくキレイな発色を出してくれています。そういう部分も、チェックして欲しいですね。

 さてその後もすごくいろんな意味で心を打たれる―えてして僕はちょっとセンチメンタルというか、悲しげなキモチが浮かんでしましましたが―作品は続き、これまた面白い作品の「ラフト/漂流」へ。これは、単純に面白いと思える作風です。直感的に理解がしやすい。ま、そういう作品の方が作るときは悩みそうですけれど。

 そしてメインであろうと思われる「ミレニアムの5天使」。総てを見届けるには、若干の根性が必要にはなります。でも、見たほうが良いと思います。どう受け取るかは自由として、少なくとも悪い気はしないかな、と。ホントに、時間はかかりますが(笑)。

 今回最も僕が気に入ったのは「キャサリンの部屋」という作品。うーん、非常に好きでした。画面なんですけれどね、あたかも絵画の部屋に首をつっこんで見ているように、かつ、まるで大きな窓から不自然に完成されすぎた狭い世界を見ているような感覚を抱きます。イメージとしては、世界の終りです。……あ、村上さんのね。全然風景や、ニュアンス、ましてや状況何もかもが違いますが。僕が受けた感覚は、かなりニアミスというか近いものだったのです、はい。

 そんなこんなで、気がつくと案外時間が経っていたりします。僕はそれでも制限時間付きだったため、急いで回ったほうなのに、です。じっくり完全に見ていくと、一日丸まる使いそうです。ま、モチロン、ある程度この作風が気に入れば、という前提が必要ですけれど。苦手な方は、絶対に無理です。……きっと、恐ろしく早く出てこれるでしょう。せっかちな人は、2000パーセント無理です。

 と、いうことで思い返してみると、なんだかんだで印象に残る作品が多いわけです。ソレってすごいことだな、と感じます。うまく印象に残すというのは、映像にしろ絵画にしろ、歌にしろ文章にしろ、すごく大変なことです。意図して、それをやらなければならないならば、なおさらです。……うーん、わかってはいてもやはり難しいですよね、現実的には。

 長くなりましたね、それでは。MDってあるじゃないですか、ミニディスク。あれって、やっぱり価格が高いほうが、まともな音質だったりするんでしょうか。MDという自体、どうしても音質はアレになってしまうので、あまり考えたことが無かったのですが。……ヒサビサに使うことがありそうです、ミニディスク。

 本日のカップ:アイスコーヒー。うーん、コーヒーならなにがなんでもブラック、なんてことはありません。そのコーヒーのタイプによって、ソレ相応の飲みようがあると思います。巷や勘違いくん達の中では「コーヒーをブラックで飲むのが、通っぽい」みたいな風潮がありますがねぇ……なんでもかんでもソレがいいわけじゃないですよね。そんなの、逆に味で本当に判断してるのか、と疑ってしまいます。モチロン、ブラックが好きなコトは事実ですけれど。     circus

|

« ウルトラマン | トップページ | 向上心 »

「art」カテゴリの記事

コメント

こんばんは☆

ブログ、拝見させてもらうのが日課になりつつあるので、
え~!って思いましたが、思いとどまってくださって(笑)
よかったです☆そんな私もたまーにそんな事を思いますが、
たいした事を書いてないんだけど、おもいの他来てくださる
人がいてくれるし、気まぐれでつけてるので、
まーいいやとなんだかんだで続いております。
携帯やメールにコメントをくれるのが嬉しいですし☆

美術館や展覧会、いいですね~私の近くはほとんどまわって
きません。昔、どうしてもクサマトリックスがみたくて、
独りで森美術館に行った事があります。一人美術館巡りが
すきですが、見たいのが近場でないのが残念です。羨ましいな☆

投稿: tanu | 2006年11月21日 (火) 21時11分

>tanuさん
このブログもtanuさん含め、何気に見に来てくださる方がソコソコいるので、続けていられる気がします。
これからも本当によろしくお願いします(笑)。

クサマトリックス、懐かしいですねー。もちろん僕も行きました。
美術館はとても好きです、基本的に。
見たいのがありすぎるのも、実はモンダイなのです(笑)。
やっぱり行き損ねたり、諦めたりする場合も出てくるので。

投稿: circus | 2006年11月21日 (火) 22時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/11130/4258111

この記事へのトラックバック一覧です: スイッチ:

« ウルトラマン | トップページ | 向上心 »