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2007年1月 7日 (日)

徹夜の覚悟

Dsc02087 久しぶりにビデオなんてのが活躍中です。とある番組を録画しています。チューエイさんが特集とあっちゃあ、録るしかありませんよね? アコースティックギター弾きにとっては、死ぬほど有名でも、一般にはさしてでしょうが。そういう人はいっぱいいますよね、中川イサトさんもそうだし、打田十紀夫さんも然り。押尾コータローとか若いあたりくらいですか、一般にも多少認知されそうなのは。……今も見ながら書いているんですが、それにしてもヤマハでもしっかり胴鳴りするギターですね。一本、欲しいわ、あれくらいのレベルを。つーか、日本人でホーミーをリアルに出来る人、他に知らないわ。

 今日は、この後少し夜更かしをしてしまうらしいです、僕は。最近にしては珍しくものごっつ眠たいにも関わらず、どうやら抗いようのないことらしいです。だってほら、こんなに読みやすいサイズの『アフターダーク』がこんなところに転がっています。……文庫化されてけっこう経ちますか。

 実はアレなんですよね、読んでないんですよね、単行本(笑)。村上春樹さんは、とにもかくにも最大級にリスペクトで好きなんですが、何故か「今すぐに、この新しいのを読まねば」とかそういう雰囲気にはならないんですよね。そこそこに気を留めておいて、時期が来たら単行本を手にすることもあるし、文庫化されるまでその時期が来ないこともある。……でも、そういう僕なりのリズムというかスタンスで、村上作品とは接していたいというか、なんというか。

 まだ、全然はじめのほうしか読んでいませんが、僕が常日頃思っていることをとても明確な言葉にしてくれました。そういう部分も、好きなところの一つでしょうか。「交換可能な匿名的事物」という言葉。別に珍しい言葉でも概念でもないんですが、僕の考え方にすごく馴染む言い回しなんです。……良い意味でも、悪い意味でも。

 それにしても、村上さんの文章を読んで思うのは、「僕が真面目に書く文章は、やはり村上春樹の影響を大いに受けているのだ。それと同じくらい、安部公房にも影響を受けているのは確かだけれど」ということ。このブログは違いますよ、もっとラフに、軽く書くように決めているので。……それはそうと、やっぱり小説はいいですね。「小説なんて、読んだところで、いくばくの意味があるものか」なんて言う人も少なからずいらっしゃいます。もっと辛辣な言い方もあるでしょう。けれど、僕はやはり読むのは良いなぁ、と感じるんですよね。小説として象られている何か、それを考えたり、感じたりするのは素晴らしいことだと思っているので。

 安部公房がこう言っています。「小説に、筆者が意図した決まった意味があるのだとしたら、誰も小説なんて書かない。それなら、これはこうこうなんだ、と書いてしまえばいいのだから。意味なんて、書いた本人にも分からない部分があるものなのだ」みたいな。全然言い回しは違いますが、内容はそういうことを言っていたとか。僕も、そう思いますね。極論、読む側が自分としてのその小説の意味を見つければいい、あるいは作れば良い。……あ、なんか話ずれてますね(笑)。

 とにかく、サクッとアフターダークを読んでしまいたいところ。たぶんその後には、僕の中に何かしらの衝動が芽生えると思うので。でも今、すげぇ眠いんですよね、冗談抜きで。

 それでは。本屋を歩いていて思うのですが、昨今は本当に本も雑誌も種類が増えたもんだ、と思います。ジャンルという意味で。本そのものは売れなくなっている時代なので、ちょっとかすみがちでしょうが。「あ、こんなムック出しても売れるのか」とか「うわー、こんな雑誌、なんでもアリやんけ」とか「文学誌は肩身狭いなぁ、もはや」とか、ね。選択肢が多いのは僕としては良い気がするんですが、あまりに多すぎると辟易してしまうのも事実。……んー、出版業界も難しいですね。

 本日のカップ:小岩井コーヒー牛乳。めっさ、ハマっています、コーヒー牛乳。ラテとか、そんなシャレたもんではなく、純粋にアマアマなコーヒー牛乳。メロンパンを食べたくなるような、コーヒー牛乳。紙パックもよく合うし、ビンもすごく合う、コーヒー牛乳。決して身体に良いような雰囲気はしない、コーヒー牛乳。……マジでいけてる。しばらく、この流れは続きそうです、はい。     circus

 

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コメント

単行本で持っていますが、まだ読んでなかったり。
したら文庫がでちゃって・・・
まぁ、春樹さんは読みたくなったら読むって自分の中にあるから
気の向くまま、風見鶏がそちらを向いたら読もうと思ってます。
それと、心の準備と空間を確保しないと。

それより旦那。
バカ姉弟の新刊が出ましたね。
借りてはるでしょ??
明日あたしに回してください(笑)
情報が飛び込んできた時に叫んでしまった!!

投稿: 弥勒 | 2007年1月 8日 (月) 22時13分

>弥勒さん
アフターダーク、おススメとしては一晩での読み切ることです。
そうすることで、やはりよりアフターダークの世界に、少しでも何かを感ずることが出来ます。
そうなんです、村上さんの作品には、そういうスタンス。
流れが来たら、読む。タイミングです。
いつか自然と交差するような。

姉弟、借りちゃってます(笑)。いやー、いいですわ、いろいろあれど。
やっぱり早く全部買っちゃいたいですね。月末には、たぶんそろえるでしょう、僕は。
明日、しっかりお回ししますね。

投稿: circus | 2007年1月 8日 (月) 23時49分

村上春樹さん、実は読んだことがないんです。
有名ですよね・・・

blogに書かれていたアフターダーク、ブックオフで買ってみました。
他にこれは読んでみればというものがあれば、教えてくださいね。

読書するようになって1年半ぐらいですが、本っていいなと思うようになりました。

ではでは。

投稿: nico | 2007年1月21日 (日) 00時52分

>nicoさん
ノーベル賞、今回逃してしまったので、取れるのはまたしばらく先になってしまうでしょうが―文学賞は世界持ち回り制なので―、いずれ取ることは間違いないと思います。

実を言うとアフターダークは春樹節は弱めです。主人公もいつもの感じとは違うし、進み方とかも違います。
悪くはないのですが、アフターダークで村上作品の判断は下さないほうが良いかもしれません。

僕としては、『ねじまき鳥クロニクル』、『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』、『海辺のカフカ』などが長編では、すごく村上さん的で大好きです。
『羊をめぐる冒険』や『ダンス・ダンス・ダンス』も素晴らしくて特にダンスの主人公が理想なのですが……これらは続き物の3番目と4番目で、その前に『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』があるため、村上さんを好きになったらの方が良いのかもしれません。
短編なんかも面白いので、是非。結構古本でも売っていますから。村上さんくらいになると。

あ、個人的な最大の尊敬作家は安部公房です。気が向いたら、是非。

本は素晴らしいです。多くのことを考えさせてくれるし、いろんな感情を喚起させてくれるし、時にはバイブルにもなりうる。
それでは。

投稿: circus | 2007年1月21日 (日) 01時11分

circusさん。

オススメをありがとうございます。
1冊づつ読んでいければと思います。

安部公房、覚えておきますね。

投稿: nico | 2007年1月21日 (日) 23時11分

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