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2007年1月20日 (土)

点火

Dsc02104 嬉しいことと悲しいことを、知らず知らずのうちに天秤にかける。大概、悲しいことの側に傾く。一体、いくつの嬉しいことが重なれば、一つの悲しいことに対してつり合いが取れるのだろうか、とも感じてしまう。……けれど、それは大きな勘違いであると、ふと気付く。嬉しいことと悲しいことは、同じ天秤にかけようと思っても、かかりようがないものだと、気付く。傾いていたように感じたのは、ただただ、自らを慰めるための錯覚に過ぎないと、気付く。……天秤は、なんでも量れるわけじゃない。

 さて、バイト先の同僚さんに「今月のクウネルは表紙がステキなんですよ」という情報を聞き、さっさと買ってみました。クウネルは最新が出れば、無条件で買うんですが、いっつも発売日に買うことはないんです、何故か。発売してから少し経ったときに、書店をフラフラしていると、新しいのが出ていることに気付き、手を伸ばす。……すんごいゆるいスタンス。でも、クウネルっぽくていいな、と感じたり。

 表紙、最高です。ああ、もうどうしてこうも色というのは素晴らしいのでしょう、と感嘆。しかもこれ一つ一つがお菓子なわけですから、なおさらです。んでも、なんかどっかで見たことあるような、ないような……と思っていたら、アレです。もうかなり有名な「オーボン・ヴュータン」の特集でした。表紙になってるこれらもいいんですが、何より素晴らしいのはやはり焼き菓子。……タルトタタンをはじめ、オレンジとかも最高。あ、タルトタタンって要は焼きリンゴのタルトなんですが……作り方がいわゆる普通のリンゴのタルトとは異なるんですよね。

 タルトタタンは、本来は失敗作なんです、実は。んでも、美味しかったからありだろ、みたいな。……リンゴのタルトを作ろうとして、パイ生地を敷くのを忘れたんですよ、はい。すると焼いたり煮たりしたリンゴだけじゃないっすか、ねぇ。でももう置いちゃったから、「しょうがないから上からパイ生地被せちゃおっか」というノリで、焼き上げて出来たのがタルトタタン。逆なんですよね、早い話が。

 って、そんなこと当然だろって話ですが、正直最近まで知りませんでした(笑)。僕が去年の春から一方的に尊敬しているパティシエさん―テレビでもひっぱりだこですね―が語っておられました。尊敬しておいて、未だ買いに行ったことがないという、最悪の状況。でもね、もうこのパティシエさんは明らかにヤバイんです。絶対、マニアだし、センスが異常に溢れている。近々、サスガにそろそろ買いに行こうと。……約一年越しのアコガレ。

 は! 肝心なクウネルのことを全然書いていない……えーと、なんか安定感があります、クウネル。一時買わなくなったりしたこともありましたが、最近は妙に安定感が増したように思います。なんというか、何かしらアタリがある、みたいな。手づくりとかナチュラルとか、そういうもの総てを礼賛する気はございませんが、やはり僕は好きなことは事実。……ロハスとかスローライフとかそんな考えは一切、本当に微塵もありませんが、むやみに傾倒してしまう人間がいるのも、理解はできます。僕はそういう傾倒の仕方は、イヤだけど。

 それでは。バカ姉弟の収集をしっかりと開始しました。久しぶりに一巻を読んだのですが、これはセンセーショナルだよなぁ、と改めて感じます(笑)。だってあれですよ、イキナリまともに呼ばれるのがそもそも「バカ姉弟」なんですから。はぁぁ、おねいのかわいさにやられます。

 本日のカップ:アールグレイ・インペリアル/マリアージュ・フレール/紅茶。相変わらず、コイツは素晴らしい紅茶。何故かタカノのイチゴ満載ケーキがうちにあったので、がっつり頂きつつ、アールグレイ。いやー、タマラン。でも本当は、あっついシンプルなダージリンの方が合う気がするんだけどな、なんて。     circus

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