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2007年2月25日 (日)

怖がってはならない

Dsc02158 前置きは短く。僕はもう少し、アクティブかつマニアックな側面を強化しなければならないのではないか、なんて感じています。具体はまだ見えないけれど、ぼやけた群像が見える。

 今日はいろんな予定ズレはあれど、なんだか良き一日でした。今日の主目的はとある場所で行われていた、美術系大学の卒展にいくこと。知人が参加しているので、しっかり鑑賞してきました。

 それにしても規模が思いのほか大きく、とても沢山の絵、写真、プロダクトなどを見ることが出来ました。もちろん学生作品なので、クオリティの差は人により大きくもあり、さらには雑多なニュアンスが入り混じっている感じ。でも中には、明らかに才がある作品もあり、今すぐにでもプロとして活動できるだろうという方、今すぐにでも商売を始めた方が良いだろうという方もいらっしゃいました。……人により好みがあるので、僕の感じ方が重たいとは言えませんが、僕は少なくとも比較的「才あるモノや人がわかる能力」は自分にあると思っています。それはいわゆる驕りだとか、錯覚とか、欺瞞とかではなく。……なんというか、僕がダメだと思ってもよくなる例も当然あるけれど、僕が良いと思ったら「どうにかなっていく」確率が高いということで。ま、勝手に思い込んでるだけなので、スルーして下さい(笑)。……それと、もうなんというか突っ込みとか、ダメだしとかをしたい作品や人もいました。それは感性の問題ではなく、そもそものテーマや捉え方、表現の仕方の不適切さなどにおいて。

 そして、知人当人の作品もしっかり。どことなく周りのほかの人達の作品とは、異なる路線でした。かつ、深層的にコンセプチュアル。知人だからといって、僕は決して無駄な持ち上げや贔屓などはしないのですが、思ったのは、その作品にはじわっとした善さの空気を纏っていました。……ソレがすぐにそのまま、商業ベースに乗るのかどうかなどは別問題としてですが。見た瞬間は、強い衝撃は少なかったのですが、いろいろ見た後にそしてまた後から思い返した時に、じんわりとした「何か」があったのです。おそらく「何か」は「心」であり「探究心」であり、「人工美」であり「自然美」でもあり、また「色彩美」であり「形質美」であるように想います。……当人の前では、そんな感想を言うことは出来なかったんですけれど。

 とにかく言えるのは、「どうにかなっていく」感じが少なくともある、ということです。今のままだけでなく、また多くの日々や人々を通過することによって。ソレを僕は知人としてではなく、一芸術家として、また一人間として期待しているし、希望していることです。……いずれ僕自身が、自分の将来像や夢を手にできた頃、きっと「どうにかなっている」状態で関われることを。ええ、それはもう、切実に。そういう人、他にも少しいらっしゃいます、身近に。……もちろん、これも当人には言えない部類のことですが。

 その後はいろんな変更を駆使しながら、あるものを買ったり、ちょっとした挫折なんかを潜りながら飲みにいったり、節約を意識しながらまたあるものを買ったり……とにかく長くでも早い一日だったように感じます。長く早いのは良いことです。僕の中では、そういう時こそある種の濃さがある。それが心情的に満足かそうでないかの微差はあれど。

 んで、画像はHUgEです。DIGAWELさんのタグを乗っけてます。というのも、またしてもDIGAWELさんがHUgEに。今度はモノ撮りの一部ではなく、完全に独立1ページ。あれまぁ……。こりゃまた、注目されてきますね、さらに。でも僕は、変わらぬスタンスで。きっとそれが、DIGAWELさんとの最高の距離感であり、最高の敬意だと思うので。……んー、どんどんきますねぇ。まだ一年も経っていないというのに……あ、来月のうんぬんくらいで一年ですか。その頃、「おめでとうございます」と挨拶しよう。

 HUgEには随分良いモノも載っていました。まず、ラフシモンズのレザーシューズ。あまりにも形も質感も美しすぎて、身震いしました。51ページのマルマルさんのスーツ、こちらも完璧に素晴らしい。ラルフのマドラスチェックジャケットも良さそう。フットザコーチャーのスリッポンも秀逸。また、66ページのラフのシューズもカッコイイ。……ヤバイのが102ページのマックィーンのスタンドカラーブラウス……素晴らしすぎる、異常。いろいろヤバイポイントはあるんですが、長くなるので割愛します。また、工房のレポートや様々な計測器の特集が面白いです。ワクワクするというか(笑)。

 あ、んで何故美術の感想とこのHUgEを一緒に記事にしたかというと、ある種の共通点があるからです。それは、モノクロ写真。モノクロ写真はカッコイイです、確かに。美術として良い作品も世の中には溢れるほどあるし、雑誌にモノクロ写真を使う意味もあるとは想います。でも。でもです。……まず展覧会においては、写真のスペースにモノクロ写真が多すぎる。モノクロをやりたい人が多いキモチは分かるけれど、なんだか現代のモノクロ評価に甘んじて、逃げているように見える作品が多かったのは事実です。とりあえずモノクロだとカッコイイし、ソレっぽいし、みたいな。そしてHUgEもある意味、同じ部分が見え隠れします。モノクロだと確かにページとしてはカッコイイのかもしれません。でも、伝わるべきことが伝わらない。かつ、モノクロにする必然性もあまり感じられない部分が多い。……ま、あくまで感性の問題なので、僕のひとりよがりとも言えますが。

 そういうわけで、ちょっとした意味を含めて同じ記事にしてみました。ちなみにタイトルは、今日一日を通してみて、僕が最も重要視すべき事柄だと感じたことです。作品から、人から、出来事から……掴み取った今日の最大の教訓は「怖がってはならない」でした。それは、僕にとってとても重要なことであるのは、明確なのです。

 そいでは。あと一月やそこらで、また僕の動く環境は大いに変わってくるわけですが、若干不安が伴います。その不安をうまく消化し、先につなげていけたら、さらにその先が見てくることは分かっています。今、出来ること、すべきことをやるしかないですね。

 本日のカップ:ルワンダ/コーヒー。昨日も飲みましたが、良い豆です。酸味に特徴があります。エチオピアほどの飛びぬけた独特の香味ではないですが、スッキリした酸味の中に確実に香る複雑な香味。なんとも、言葉では形容しづらい。コレをうまく形容できる人が、コーヒーを語る職業になれるんでしょうね。     circus  

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コメント

うわーん、JEIさんすいません!
せっかくコメントいただいたのに、パソコン操作ミスで、消えてしまいました……。
本当に申し訳ないです。

ところで、僕もDIGAWELさんの春夏、早く見たいです。
一応いろいろ予定は聞いていますが、ま、気長に待ちましょう(笑)。

投稿: circus | 2007年2月28日 (水) 00時01分

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