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2007年5月 9日 (水)

野生

Dsc02311 休みの日に精力的に動くのは、気持ちいいけれど正直疲れますね。それにしても、図書館に行く際の自転車での道のりは、非常に心地良い。自転車って本当にステキです。……そんな途中に、近所で実は気になるパン屋があることに気付く。今度、買ってみよう。

 今日は朝なんとなく起きるのが億劫だったのですが、逆に起きた瞬間「あー、コルベール行かなきゃ」なんて思いました。森ビルで先だって行われていた企画展は、見に行くことが出来ていなかったので。……かなり良いとすすめられていたので、一路お台場、ノマディック美術館『Ashes and Snow』へ。

 平日だけあって、なかなかに空いていました。それでも、映像作品のイスは足りていなかったけれど。まずは総評として、「僕は非常に素晴らしく想った」って感じです。万人ウケが良いかは微妙なところですが、少なくとも僕はかなり好きでした。ある種の奇跡が見れるというか、それがまた美しくて。

 入場料は1900円と正直高いです。1900円なのに、作品数は多くはないし、解説とかがあるわけでもない―それは意図的にだそうです―し。興味を持てなかったりした人にはきっと、文句があるくらい高いわけで。僕みたいに気に入れば、全く文句はありませんが。でも入場料は仕方のない面があります。移動式の美術館であるゆえ、スペースや設置、その材料なんかも総て現地調達なわけですから、コストがかかります。入場料でそこはペイしていかないと、利益が確保できない。続けられないですからね。慈善的な側面があっても、それを維持するにはしっかりとした基盤がなきゃ出来ませんもの。

 ゾウとヒトから始まり、オランウータンやクジラ、あるいはヒョウやコンドル。総てが奇跡的な状態を捉えています。モチロン、合成だったり直していたりはしていません。すごく不思議な気分になります。ヒトと動物の位置関係が、とても心に染みる。動物は賢い、ヒトを包み込むような動きや暖かさを見せてくれます。……ある意味で、ヒトも動物も本来は絶対に対等で―決して平等ではない―、大いなる自然に生きていることを思い知らされるというか。

 そういうこと意外にも、純粋に美しい写真や映像。僕としては、ゾウのシリーズとコンドルのシリーズが好きです。コンドルなんて、かなりカッコイイ。映像でも写真でも力強さを感じます。……うーん、黙って見入ってました(笑)。また、ゾウにせよヒョウにせよ、目が凄かった。目のアップを撮っていた写真は、惹き込まれます。コレは是非とも体験してもらいたい。

 あ、映像作品は短いのが2つと、一時間くらいのが1つです。しっかり見たほうが面白いと思います。だいたい半分くらいの方は、途中で席を立ってましたけれど。映像を見た後の写真は、また趣が違います。僕は一度写真と映像を見た後、再び入り口まで戻り、もう一度総てを見返してみました。……他にもそういう楽しみ方をしている方もチラホラいらっしゃいましたね。たぶん、あの場に行けばそうしたくなる気持ちも分かると思います、はい。

Dsc02304 ショップでは写真集をはじめとして、多くのモノが売られていました。300万とかする写真集セットやら、うん十万の写真やら。……パラパラ漫画的な写真だったり、ポスターだったり。

 んで、この展覧会としての写真集―本屋でも売ってるんですが―がなんと16800円……た、高いっつーの。メチャクチャ悩みました。本当に買うべきなのか。限定つっても一万部だから、後でも手に入るし……。でも写真そのもの、そして写真集の創りの風合い、そんなのが相まって買うことにしてしまいました。

Dsc02307_1Dsc02308_1  いずれ買うことになる予感はしたし、コレは持っておいて間違いはないと感じたので。……なんか、いろいろ付いてきました。別売りで結構なお値段で売っていたDVDに、ノート。このジャーナルノートは、輸入の際のアクシデントかなんかで数があまり確保できなかったそうで、一般売りは止めになったそうです、ソールドアウト扱い。……その代わり、ある分を写真集買った人にプレゼントしているのだとか。

 ちなみに画像奥が写真集、手前左がDVD、手前右がノートです。……このノートが素晴らしくて、これだけで欲しいと思います、マジで。表は写真集などと同じで、天然蜜蝋を引いたネパール産の手漉き紙―この風合いがたまりません―を使い、中はイタリア製の耳付きのままの手漉き紙―和紙と同様な具合―で、紐はハイビスカスの葉で染めたものだそうな。紐は染めた後に、やはり蝋引きされているよう。しかも手綴じですって、あれまぁ。

 写真の感じは画像の通り、いいですねぇ。ノートの中も画像の通り。ちなみに、ノートは三色ありましたがちょっと変わったワイン色を選びました。

Photo_21 ポスターももらえて、この柄を選びました。最も宣伝に使われていたヤツですね。ま、実物見て普通に良かったので、迷いなくこれかな、と。これも結構なお値段で売っていたわけですが……うーん。なんか抱き合わせ商法みたいだけど、大丈夫なのかこの販売法は(笑)。というか、そもそもポスターとかノートとか、ましてDVDなんて、全然コストかかってないってことなんですかねぇ? もしくは、写真集がもとより必要以上の暴利だったり? ま、納得して買ってるんだからいいですけれど。

 ともかく、物販はさておき、肝心の展覧会自体は本気でステキなので是非。若干割高な分、目一杯見てやりましょう。それにしてもあのコンテナだと、雨とかどうするんでしょうねぇ……あと猛暑とか。あ、それ以前に今日はかなり暑かったか……それで平気なんだからあと一月は余裕ですかね。期間中に、是非足をお運びください。

 今日は久々に長くなりましたね、シメ。そういえば、森美の次の展覧会はコルビュジェだそうな。こりゃあ、見ないといかんですよね。しかもその後は、またクロッシングをやるみたいですし。うーん、力入れてますね、ミッドタウンに負けまいと必死なのでしょう(笑)。にしても、今日はかなり久しぶりに美術に触れた気がします、これだけでなく他にもイロイロと。やっぱり良いもんですね。

 本日のカップ:野菜ジュース。メロンパンと共に、すごく楽な感じに。今日ほどユルユルにお昼ご飯を食べたのは、いつぶりでしょう。大したもん食べてないのに、やたら幸せに感じたなぁ。ユルユルって甘美ですね(笑)。     circus

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コメント

コルベール展へ行っちゃいましたか。
すごい映像、すごい写真ですよね。
最初、嘘じゃないのと思ってました。

映像でダンスしている女性とハイエナの群れだったかな。
あれにゾクゾクしました。

circusさんが言っている体験って合ってますね。
見るじゃない感じがしました。

投稿: nico | 2007年5月11日 (金) 01時00分

>nicoさん
行っちゃいました(笑)。

そうなんです、鳥肌とかを超えて、逆に落ち着きを感じてしまう衝撃のような映像と写真。
そして美しさが伴っていて、かなり好きでした。

そうそう、女性のダンスと動物が非常に合ってるんですよね。
ゾクッとする気持ち、分かります。僕も惹き込まれました。

体験、って感じですよね本当に。実際に働いているのは確かに視覚が殆どなんですけれど、感じるのは視覚だけでなく体全体が反応するというか。
時間が出来たら、DVDをまた見てみます。きっと家で落ち着いてみるのもステキだと思うし。

投稿: circus | 2007年5月12日 (土) 01時02分

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