« 黒を纏う。 | トップページ | バイオレットの音 »

2007年8月10日 (金)

皮膚・骨・点

Dsc02430 それまで持っていた印象と、実際のところのキャラが意外に違っていて、驚くことはままあるわけですが、最近もありました。よく「人は第一印象で決まる」だの「キャラのギャップが面白い」だの話も出ますが、僕は基本的に第一印象はほとんど受けつけないみたいです、というか会ってすぐの人に印象が付けられないというか。……何日かして、印象が出来るのです。だもんで、第一印象とかよく分からないし、一端持った印象はギャップがあろうがなんだろうが、あんまり揺るがなかったりもします。……って、凄い傲慢な人間だなぁ、よく考えたら。

 もうすぐ終わるっぽいので、国立新美術館へ「スキン+ボーンズ展」に行って来ました。思いのほか人が多かったのですが、大概の人が観光系の方か、もしくはなんとなく来てしまった雰囲気の方だったので、ゆっくり見ることは出来ました。

 コレクション映像や、実物のドレス、建築の模型や、その設計図などが、一応テーマごとに並んでいました。服が好きなわけですから、基本的には面白い展覧会でした。とはいえ、建築との関連性や繋がりが見えたり、そこで感嘆があるかと問われると、正直微妙というか……見せ方があんまり良くなかったように思います。同じ空間に服と建築を置いてあっても、写真を絡ませても、どこかぎこちなく分断された空気が漂っていたように感じました。服も建築も、幾何学的だったり構築的だったりする魅力があるってことは、分かるのですが。

 ただ、服は良かったのです。やはりこういう展覧会映えするのはヴィクター&ロルフなわけですが、今回も当然の如く。特に序盤のロシアン・ドールはきちんと見るのをおススメします。僕としては最後の一つ前の段階のスタイルが非常に好きで、モデルが前で手を組んだ瞬間、ちょっと震えたりしました。

 また、結局無条件に良かったのがジュンヤとコムデギャルソン。もう何回も見ていますが、ジュンヤのポリエステルのドレスはやはり圧巻だし、デニムも綺麗。ギャルソンに関してはもはやいうことがないのです。物議をかもした1997のあのデコボコくんも三着ほど並んでいましたが、無論素敵でしたし。

 ヨウジさんも少しだけでありつつも、しっかりとイメージを残してくれますし、マルジェラも同様。また、案外面白かったのがプリーツ。イッセイミヤケの通常なものはともかくとして、黒いプリーツで作られた「プリーツ・ミュータント」だったかのモノがとてもグッときました。ああいう風に頑張ればいいのに、なんて。

 画像は図録。図録の方が、建築との見せ方が巧いような気がしなくもないです。とりあえずは、購入。うーん、でもしかし、他のファッション系の展覧会と比べると若干やはり見劣りといいますか、もうちょいな感じがします。……こんなこと言っておいてなんですが、もうすぐおしまいなので、時間がある方は是非。少なくとも、楽しめるポイントは諸所あります。

 では。背中が痛むので、サクッと終わります。やることもyらねば。時間があまりないので、一気に。

 本日のカップ:リンゴジュース。メロンに引き続き、今度は家に呆れるほどのリンゴジュースが。まぁ、好きだからいいんですけれど。何事も加減ってのは重要だよなぁ、と感じます。     circus

|

« 黒を纏う。 | トップページ | バイオレットの音 »

「art」カテゴリの記事

「fashion」カテゴリの記事

コメント

若いって事は、熱くなれるモノを持ってるって事でしょう。

ここ数年で、熱くなるモノが、どんどん減っている。

様々な行動が、ただの作業に変わっていく。

二束の草鞋が、どんどん馴染んできて、行動が作業に変わっていく。

何でもイイと思う。

自分の行動を、作業に変える事のないように。

自分の立ち位置を正確に把握する事。

その為に書き続ける。

それが、あなたの呼吸でしょ。


投稿: t-yama | 2007年8月12日 (日) 00時33分

>t-yamaさん
そうかもしれません。

いつか抱いていた夢や希望や、あるいは楽しみや喜びなんかが、いつしか現実の様々な要素と擦れ合って、ただただ一定の存在としてのものに変わってしまったり。

もっと感じるべき行動が、単純な作業に変わることも、あるのかもしれません。

ただ僕としては、たとえ多くの行動が、ある意味での単純作業と化してしまったとしても、その単純作業がまた新たな行動に移り変わるのではないかと思い、単純作業を僕なりのスタンスで、懸命にしたいと思っています。

僕にとっては、文章を書くことや歌を作ること、服を見ることや経験すること、それらは一度既に単純作業になってしまったことがありました、かつて。
けれどそれでも、自ら選び関わり続けてきた結果、またそれらが現在の夢や喜びの種となり、幸せを感じさせてくれています。

なんにせよ、そういうリズムで、呼吸で、僕はやっていけたら良いなと思っています。


投稿: circus | 2007年8月13日 (月) 00時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/11130/7486871

この記事へのトラックバック一覧です: 皮膚・骨・点:

« 黒を纏う。 | トップページ | バイオレットの音 »