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2007年8月12日 (日)

融合

Dsc02433 一度は諦めたことを、他の方からのもっともな意見により、諦めたことをまた考え直しています。とても、難しい選択。自らの意志とそれに反する現状。……どれくらいの無理を通すべきなのか、あるいは全く通さずにやはり諦めるべきなのか、ジレンマに陥る。

 さて、今日は雑誌を。といっても、まだまだ刊行されて間もない、一年に2冊というペースでこれから発刊していくそうな雑誌。とある方から教えていただき、読んでみました。……街と山のあいだ、『murren』という雑誌。

 そのサブタイトルと通り、まさに街と山との間の環境やモノ、空気を楽しんでみませんか、というスタンス。一回目のテーマは、ズバリ「取って、食べる」。山菜だったり、道端の草だったり、あるいは木の実だったり……とにかく自然を取って食べよう、というもの。……うーん、すごくイロイロ思い出します。

 僕も小さな頃、タンポポを食べてみたり、桑の実が大好きだったり、ザクロを見つけては喜んだり……そんなことをしたこともありました。もちろん、東京で育ったわけなので言ってもそこそこ都会なわけです。山がそこらにあったりとか、そういう環境じゃあない。でも、ところどころを見てみると自然が隠れていて、それを見つけ出した瞬間の面白さ、そして取って食べたときの楽しさ。……まさに街と山のあいだ。

 そんな昔があるから、余計にこの雑誌が素敵に感じるのかもしれません。すごく良いのです。写真とテキストの量のバランスや、記事の構成の仕方なんかも巧くて。決して盛りだくさんな内容ではないのだけれど、十分な満足感を与えてくれます。……最近はこういう小さな雑誌も増えていますけれど、これくらい良いのは久しぶりな気がします。

 ただ、誰にでも面白いかと問われると、また微妙なところです。正直、山だとか自然だとかはどうでも良いというスタンスの方にはまずちょっと合わないかもしれませんし。けれどもしかしたら、こういうところから何かきっかけになって、変わることがあるのかもしれないし、そこは複雑でしょうが。……取り扱いはほとんどABCとかになってくるので、機会がある方は見てみてください。

 シメ。もっと、飄々と世の中を渡れる人間になりたいなぁ、と憧れることがあります。我関せず、という空気を身に纏っているような。またそういう空気を持ちつつも、実は非常に人との関わりあいを大切にしているような。そういう人って、たまにいるんですよね。僕もこれまで二人ほど、そういう人に関わってきました。そういう人達には、僕という人間がどう映っているのか、非常に気になります。……だから、どうってこともないですけれど。

 本日のカップ:アイスラテ。笑い話を交わしつつ、さりげなく大切なことを教えようとしてくれている方に、頭が下がります。僕はアイスラテを飲みながら感じたのです。いつか僕の淹れた美味しいコーヒーを、この方に飲んでいただきたい。いつか僕の作った歌を、この方に聴いていただきたい。いつか僕の紡いだ服を、この方に着ていただきたい、なんて。     circus

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