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2007年8月 7日 (火)

忍ばせる。

Dsc02426_2 他の人が怖いと感じる人を僕は怖いと感じなくて、他の人が優しいと感じる人を僕は怖がっている。畏怖とかそういう類の怖さではなく、その優しさを踏みにじる可能性に対する怖さが、大きすぎるのかもしれない。結局それは、自分が可愛いだけの臆病な気持ちから来る感情なのだけれど、そんな感情を抱く自分が、なんだか少し情けない。……でも、悪くないとも思ってしまう、矛盾に胸が痛む。

 華美だったり、多機能だったり、不思議だったり、スタイリッシュだったり……そういうモノばかりが良かったり、面白いとは限らないと思うわけです。すんごく普通なんだけれど、ほんの少し視点を変えているだけで、非常に面白いモノになったりも、する。

 無印良品の文庫本ノート、まさにそういう感じがするのです。なんとなくありそうで、でもよく振り返ってみるとなかなか無くて、かといってすごく特殊なわけではなくて、やっぱり身近な感じはするのだけれど、どことなく面白い。薄型の文庫本をそのまま、無地のノートにしているだけなのですが、それがなんとも良い。

 文庫本サイズって、片手でページを繰ることもラクだし、デニムだろうがチノパンだろうがスラックスだろうがポケットに忍ばせられるし、ある程度長文のメモも取れればイラストだって書けるスペースはあるし、小さすぎて心もとないなんてこともない。優れたサイズだと思うんですよね、個人的に。無印では薄型と普通サイズと作っていますけれど、僕は特に薄型が好きで。……安部公房だとか、カフカとか、ゲーテとか、そのあたりの薄い文庫を喚起させるからかもしれません。

 無印のスタンスに非常にマッチする製品だと感じます。当然、表紙なんかに飾りはいらないし、凝りに凝ったギミックやディテールも別にいらない、必要なのはその最低限のテーマとモチーフ。無印において、そんな商品を見かけると、嬉しくなります。……それに、何より安いのが素敵ですよね。面白い、と感じたらすぐに手に取れる、手元に置ける。

 単行本ノートも、悪くないです。たぶんこのノートシリーズは、ずっと定番で続くことはないと思うんですけれど、僕としてはこういう商品こそ、長く売っていて欲しいなぁと思ったりもします。文庫本ノート、現在絶賛買い溜め中です(笑)。

 では。仕事とはいえ、あまりにマニアックな知識を身に付けてどうなるものか、と最近少し疑問に思ったりもします。今となっては、日常生活においての視点も、若干変わりつつあります。うーん、まだ半年もたたないというのにこれでは、この先どうなるのだろう。

 本日のカップ:エスプレッソ。久しぶりに、単なるエスプレッソを飲む。諸事情により、うちのエスプレッソマシンは他人の手に渡ってしまったので、新しく欲しいなと思う。いっそのことネスプレッソでいいや、とも。うーん、ちょっと真面目に検討しよう。     circus

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