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2007年12月 3日 (月)

グレー

Photo 新しい一歩を踏み出すことは、厳しくもあり悲しくもある。けれど、新しい先には、また何か素晴らしいものがあるかもしれない。そういう希望や光があるからこそ、踏み出すことは喜ばしい。……また、かつては理解が難しかったことが、今振り返ることで僅かなりとも理解が深まる。そして、それが更なる高みに繋がることが確かに伝わる。そんな唐突な感動があるからこそ、理解というものは美しい。

 さて、この間ようやく『東京奇譚集』を読みました。ようやくというか、村上さんの作品、とりわけ新作に関しては「読む準備やタイミング」みたいなものが僕の中にはあって、出たからすぐ読もうという気にはならないんですよね。……この間はそれがようやく訪れて、奇譚集。

 概ね楽しんで読むことが出来ました。「ハナレイ・ベイ」という物語だけは、僕としてはどうも受け入れがたい文章でしたが、その他はどれも村上さんらしくて非常に面白かったのです。以下、内容に関する記述が含まりますので、ご了承ください。

 初めの「偶然の旅人」。驚くほどにドラマチックというわけでもないし、どうしようもないほどに感動するような話ではないのだけれど、どことなく「僕もこういう瞬間が訪れるならば、それは凄く素晴らしい瞬間なのだろうな」と思いました。決して良い話ばかりではないというか、むしろセンテンスは暗いものなのですが、総合的に暖かい。こういう話を書ける(ノンフィクションに近い物語らしいですが)のは、羨ましいとすら。

 「どこであれそれが~」は、村上さんの日常と非日常をマーブルにするような得意な感じで。特に階段における女の子との会話は、とても良く。ミスター・ドーナッツがでてくるのはちょっと現代を感じてしまって、ダンキンはもう出てこないよなぁそりゃ、としみじみ思いますが。ドアだか、雨傘だか、ドーナッツだか、象だか……の象がやはり村上さんらしくて素敵で。

 「品川猿」もとてもらしい作風。ただ、これまでの村上さんの動物が話す作風の中では、ちょっと劣ってしまうかなぁという印象。アシカであれ、羊であれ、あるいはカラスであれ、どれもどこか良い人格というか話しぶりがあったわけですが、猿はそれが少し弱くて。まぁでも、面白いには違いないような。

 最も素敵で、心震えたのは「日々移動する腎臓のかたちをした石」で。ぐうの音もでないほどに、叩きつけられたような感覚。村上さんの短編では、時折こんな風に長編並みに強さがある作品があるから、やめられない。詳しくは、読んでください、何度も。

 これを読み終えた今、川上さんの作品を読むモードに入っています。少し離れていた川上作品に、これからまた浸れると思うと、なんだか嬉しい。村上さんの後だと、ちょっと物足りないかもしれないけれど。

 ではでは。今年ももう、12月。もう1ヶ月もないんですね。その間に、また僕の中ではいろいろと動くことがあるわけですが、なんにせよ幸せをテーマにこなしていければ。……多かれ少なかれ、このブログにもなにかしらの動きがあれば、またそれも一興。

 本日のカップ:レモンアップル。カップでは、ない。けど、ほどよく厚くもなく薄くも無い程度にスライスしたリンゴに、レモンをたっぷり(それはもう、たっぷり)絞る。それをレンジでチンするだけ。これが異常に美味しい。上司から教えてもらったのだけれど、これは良い。僕は勝手にグラニュー糖を入れたり、蜂蜜をかけたり、ヨーグルトと混ぜ合わせたり、もろもろのアレンジはさせてもらっているけれど、非常に良い。ぜひ、やってみてください。     circus

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2007年11月23日 (金)

醸す

Photo_2 何か具体的な目標をその日に掲げることにより、モチベーションを高く維持できることが、ままあります。今日は、そんな日で。いろいろと、面白かった。そんな中気付いたのが、僕は周りみんなに柔らかく接しようと思っているのだけれど、どうやら心から柔らかく接しているのは、要は僕が気に入っている人に対してだけなのかもしれない、と感じました。……なんか、ちょっとイヤな感じだけれど、それはそれで正直なわけだから、悪くないかもとか、思ったり。

 ここ最近、めっきり虜になっているのは、コイツらです。とっても愛くるしいキャラクター、麹菌ことA・オリゼー。すっかりはまってしまって、日常的に「菌ってすごいよね」とか「醗酵って偉大だよ」とか思ったり、口に出したりしてしまっています。……『もやしもん』。

 非常に面白いのです。もちろん漫画ですから、ワキャワキャしてるのですけれど、非常に真面目な部分も強くて。ちょっと間違えてる部分や誇張表現もあるけれど、それでも菌や醗酵の楽しさを見れたりもして。というか、何より早い話が、菌たちのキャラクターがあまりにも良いってことで。

 いまや、デスクトップの背景もオリゼーら幾つかの菌達に占領されました。スクリーンセーバーにしても、然りで。漫画は毛嫌いされる傾向の強いものの一つですけれど、これはバカ姉弟と張るくらいに、読んで面白いもんだと思います。未読の方は、是非とも手に取ってみてください。

 たしかそろそろ、最新の6巻がでているとか出ていないとかなはず(追記・まだなんですね、待ち遠しいけれど)。初回の限定版には、A・オリゼーのぬいぐるみが付くとあっては、これはもう何とかするしかありません。そしてまた、12月からはUFOキャッチャーにて、3ヶ月連動で3種類のぬいぐるみが出るそうで……これも何とかしないと。オリゼー、オリゼーと言ってきましたが、何気に一番好きなのは清酒酵母だったりします。

 では。あんまりにも寒いので、流石に仕事用のコートがなければならんと、微妙な決意。初めはまぁ適当なアレでもよかんべ、と思っていたものの、ちょっと身近にそうはいかぬ人もいるだけに。結局はなんとか頑張ってしまおうかと。……にしても、こんなんじゃ一向に貯金が出来ない。そもそも、普段着の機会が減ったのに、普段着を大量に買っていることが問題な気がする。……って言っても、やめようもないんだけれど。

 本日のカップ:ジンジャーエール。ウィルキンソンを出す料理店があっても、いいじゃあないか。別にカナダドライに比べて、それほど高いってわけでもなし。どうなっているんだろう。ところで、かたや外国ではコーラに次ぐ飲み物が出てきているとか。マックが既に契約を交わしているそうなので、そのうち日本にも入ってくるんでしょうね、楽しみ。願うのは、ドクペのような存在でないことだけ。     circus

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2007年11月20日 (火)

食べて、寝て、過ごす。

L1000009 気がつけば、もう年末のようなもので、今年もあと僅か。一ヶ月もすればクリスマスが訪れ、そこから何日かすると大晦日が訪れ、ここまで以上にあっという間に今年が過ぎ行く。今年は早いなぁ、本当に。……今年はあと二山くらい、何かしらあるかもしれない。

 一週間も空くと、妙な感じがしますね。書きたいことやらモノやらはちょくちょくあるのですが、どうにもベクトルが書く方向に向かず。かつ、時間もうまく取れず。そろそろ、前のようなペースに戻したいところですが、どうなるやら。……今月のクウネルは、賛否両論。

 中身うんぬんの前に、カレンダーが付いてきます、今回。クウネルのマスコットと一言格言みたいなのが書いてある、シンプルなカレンダー。ちょっとしたスペースに画鋲で留めるような感じで。特にこれといって特別良いものかどうかはなんともですが、このカレンダーを見ていると、「カレンダーも年末に来年のを万年筆かなんかで手書きするのも、オツだなぁ」なんて考えてしまいます。面倒だけど、そういう習慣を年末に作るのも楽しいかなぁ、なんて。

 実際作ると成れば、風合いの好きな紙、それに見合う万年筆、インク、作る時間と、もろもろの準備が必要になるので、結構難しい話ではありますけれど……もし紙に出会い、万年筆に出会ったら、ちょっと本気でやろうかなぁ、と。

 さてクウネルの中身ですが、一長一短。人に焦点が当たっている印象が特に強い今月ですが、幾分分散しがちです。それぞれが、薄め。でもソニアさんの部分は、やはり見入ってしまいました。リネンのコートも、ジルのシューズも、ドリスのブーツも、藍のスモックなんかも素敵で。ショッピングマニュアル2がより楽しみになってしまいます。……巻頭の堀井さんのところも面白いのですが、もっと記事自体が多ければ、なお良かったのに。

 いつものコーナーが続き、後半ではレンコンの特集が。これは、非常に素敵。もっと意外なレンコンの使い方があっても面白いと思うけれど、どれも頷ける料理だったりしますし。何より、レンコンが好きですし(笑)。……いやー、レンコンは偉大ですよ。美味しさの、塊。

 また、ラスト辺りの革小物の手づくりはなかなか。「そういえば、結構気軽に出来るよなぁ、革だって」と思い直してしまいます。今年の残り少ない期間で、革に手をつけるのはちと無理そうなので、来年の早々にでもいろいろやってみようと思います。あ、でもその前に布系もいくつか仕上げないと……うーむ。

 ではでは。ちょっと真面目に、酒というものを嗜んでみたいと思う、この頃。あとはチーズなんか。あからさまにとある影響を受けているわけですけれど、酒はやはりもっと絡んでも良い分野だろうな、と感じます。ただ焦っても良いことはないので、ゆっくりと身近な酒から初めて、結論としてはやはり日本酒うんぬんにたどり着けば良いかなぁ、と。日本酒、すんごい苦手なんですけどね、今は(笑)。

 本日のカップ:グァテマラ/コーヒー。ポットが、そろそろ古めかしくなってきました。もちろん味が出ている状態として使うのもアリなんですが、新しく欲しい気持ちも強く。一時、銅のものが欲しかった時期がありましたが、やはり琺瑯が好きかもしれません。……ただいずれにせよ、通常の月兎よりも、もっと口が細い琺瑯が欲しい。どっかだかの別注でかつてあった気がしたけれど、また手に入らないものか。……んー。     circus

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2007年10月28日 (日)

petunia

L1000205 なんというか、無言の力というのは、僕にとっては大いなる脅威であるようで。言葉に出さないことこそ、畏怖を感じてしまうわけで。さてさて、どうなるやら。……もう、どうにも。

 そんな昨今、心を癒すは植物なり。昔はそれほど花だとか草だとか、そういうものに癒しを感じたり、魅力を見出したりすることは少なかったのですけれど、ここ数年で、そんな感情もガラリと変わって。……植物から、様々なインスパイアも受けるし、すごく刺激を感じます。無論、癒しも。

 植物を中心としたライフスタイルを提案する、planted。初めは人に教えられてみてみたのですが、これが素晴らしい雑誌で。特に今出ている♯5は、かなり良い。表紙の写真が優れているのもそうですが、香木の特集だったり、麻の特集だったり、他もろもろの特集も面白くて。……そしてまた、数々の写真が良いのがポイントで。

 正直、これまでのplantedもかなり面白いものだったにも関わらず、「買いだしたら、ずっとだものなぁ」なんて思ってしまい、手を出していなかったのです。主に人のを見たりしていて。ただ、今こうしてみると「んあー、やっぱり♯1から総て買っておくべきだった」なんて後悔してしまったり。……古本って形ならまだ手に入るかもしれないし、地味に在庫が書店に余ってたりするかもしれないので、ちょくちょく当たってみようと思います。

 種が、付いてきます。植物のきっかけ。これがまた良いのです。ただ文章や写真だけでスタイルを提案するだけでなく、実質的なアプローチをつけている。ちなみに、今回の種は「ペチュニア」。花言葉が「あなたがいれば、心が和らぐ」。いい言葉ですね。……色とりどりに彩ることが、出来ればいいですね。

 植物なんてなぁ、と遠ざけずに是非とも見てみてください、planted。サイズが大きくて、持ち歩くのは大変ですが、何かこう、心がほっとするので。

 ではでは。旅立ちの唄だけでなく、カップリングバージョンのいつでも笑みをもCMで流れている。どちらも自然と笑みがこぼれる様な、心をくすぐる唄。うーん、頑張らないとなぁ。

 本日のカップ:ディスカバリーズ・ミラノ。やはりこれが、基本的に美味しいとは思う。明日は豆を買いに行こうと思う。いつものところと、また違うところでも少し買おうかなぁとも思う。あと、アレ。     circus

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2007年10月27日 (土)

豊かに。

L1000203 時折、今この場所に自分は居るべきではないのではないか、などと感じたりします。そういった時はひどく暗い気持ちになり、どうしたらよいのか途端に不安になり、心が固まる。……だからといって、現実の表層に影響が激しく出るのかというと、そういうわけでもなくて。だからこそ、嫌な感じのスパイラルはなかなか終わることもなくて。そんな折に、ひそやかに笑いを生み出す人がいると、すごく救われたりする。

 暮しの手帖は、普段もリニューアルしてからというもの非常に心くすぐられるようになったわけですが、別冊はやはりまた格別だったりします。キッチンものに続き、同じ空気の別冊「私の好きなインテリア雑貨」。

 それぞれの人が紹介しているものは、新しいものもあれば古いものもあり、分かりやすいものもあれば非常にマニアックなものもあったりします。また、様々な方のインタビュー的なページも面白くて。中でも安西さんだったり、なんたって小林聡美さん。

 小林さんのページがあるからこそ、なんの悩みもなくサックリ買って読んでいるようなもんで(笑)。実際ページ数はほんのわずかですし、映っている写真も少ないのですが……すこぶる素敵なんですね、すこぶる。なんでしょう、とても柔らかくて、ふんわりとした空気に包まれるというか。ま、ただ単に好きなだけだろって話ではありますけれど。

 また終わりのほうにある、大熊健郎さんが選ぶ「新定番インテリア雑貨50」は、確かに新定番が多いです。うちにあるものももの凄い頻度で入っているし、「まぁ、そうですよね」と頷けるチョイスもあったりします。ベタっちゃあベタが多いっていう意味でもあるわけですが、少なくとも「定番」という名に合ったモノが紹介されているので、チラッとでも見てみると良いかもしれません。

 そういえば、関係ないですが天童木工PLYさんで、柳デザインの家具展をやっています。行かなければ。これまでの定番はもちろん、どうやら新作もあったりするとかなんとからしいので、うーん確実に行かなければ。気になる方は天童木工PLYさんへ、是非。

 では。いやー、ドラクエがやりたい。かといって次の9には恐ろしいほどに期待していないこの頃なので、3,4,5あたりをやはりじっくりとやり直そうかなぁと、思ったりします。中でも僕は3が一等好きなわけで。あー、パルプンテが使いたい。

 本日のカップ:アイスコーヒー。昨日から、コーヒー漬け。かなりの量を飲んでいます。飲みすぎると逆に体に良くないとか聴いたような気もするので、飲みすぎは避けているのですけれど、つい選択肢にあると選んでしまう。……んー、新しいマグが欲しい。     circus

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2007年10月15日 (月)

コンテンポラリー

L1000174 八方美人って、世間的には悪いイメージがつきものですけれど、僕としては八方美人にも3パターンくらいあって、一概に悪いとは思わず、むしろ凄いことだと感じたりもします。「周りの人々総てに媚びて、取り入ろうとする八方美人」、「ただただ、皆と仲良くしたい八方美人」、「様々な人と交流を交わし、なおかつ自分を示す八方美人」。……いわずもがな、初めの一つがいわゆる悪い八方美人だと思いますし、二番目は良い人の雰囲気、三番目は凄い人。……これまで三番目のタイプは3人に出会いました。そしてそれもっと高次に飛び越えた人が1人。僕も、そんな人間になりたいと思ったりします。

 今月のPEN。PENを買うのは久々です。雑誌の選りすぐりをしっかりするようになってからというもの、大概PENは立ち読みで十分という対象。しかしながら、今回はまぁ買っても良いかもしれない、と。……現代アート特集。

 PENの特集って、タイトルは毎回良いんですが、いかんせん毎度毎度内容が薄すぎるので、買わない対象になっていたんですよね。今回も濃い、とまではいきませんがサッと読むに面白く作られているなぁという印象。もちろんすごく大雑把に現代アートを切り抜いていくわけですが、それはそれでまた現代アートという形に沿っているような気もして、アリじゃないかなんて。

 現代アートって、良くも悪くもやはり面白いんですよね。単純に可愛いとか、綺麗だとかも感じられるし、なおかつ不思議な心持ちも体験できる。無論、正統派というか現代アートに括られないアートもそれ以上の楽しみがあったりするわけですが、それとはまた違う趣で。……現代アートはワケわからんって人も多いと思うんですが、それはそれでそのワケわからなさを楽しめるかどうか、というトコロなのかもしれません。

 それにしても、ディア・ビーコンってメチャクチャ面白そう。そして奈良さんはやはり素晴らしい。そんなこんなで、今回のPENは面白いです。

 ではでは。だんだん、今年の冬のイメージが膨らんできました。あ、えーと、冬服ってことですけれど。コレを着て、ぬくぬくして、アレを着て、ボーっと歩いて。そういう感じで。今年の冬の気分は、ふんわり。全体的に、ふんわりした空気で、歩けたら良いなぁと。……キッチリと見えるよりも、しっとり。

 本日のカップ:オレンジジュース。なんというか、頭を切り替えるのが難しい。要領を良くするのが難しい。落ち着くことが難しい。オレンジジュースで、気持ちだけでも、切り替える。     circus

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2007年8月12日 (日)

融合

Dsc02433 一度は諦めたことを、他の方からのもっともな意見により、諦めたことをまた考え直しています。とても、難しい選択。自らの意志とそれに反する現状。……どれくらいの無理を通すべきなのか、あるいは全く通さずにやはり諦めるべきなのか、ジレンマに陥る。

 さて、今日は雑誌を。といっても、まだまだ刊行されて間もない、一年に2冊というペースでこれから発刊していくそうな雑誌。とある方から教えていただき、読んでみました。……街と山のあいだ、『murren』という雑誌。

 そのサブタイトルと通り、まさに街と山との間の環境やモノ、空気を楽しんでみませんか、というスタンス。一回目のテーマは、ズバリ「取って、食べる」。山菜だったり、道端の草だったり、あるいは木の実だったり……とにかく自然を取って食べよう、というもの。……うーん、すごくイロイロ思い出します。

 僕も小さな頃、タンポポを食べてみたり、桑の実が大好きだったり、ザクロを見つけては喜んだり……そんなことをしたこともありました。もちろん、東京で育ったわけなので言ってもそこそこ都会なわけです。山がそこらにあったりとか、そういう環境じゃあない。でも、ところどころを見てみると自然が隠れていて、それを見つけ出した瞬間の面白さ、そして取って食べたときの楽しさ。……まさに街と山のあいだ。

 そんな昔があるから、余計にこの雑誌が素敵に感じるのかもしれません。すごく良いのです。写真とテキストの量のバランスや、記事の構成の仕方なんかも巧くて。決して盛りだくさんな内容ではないのだけれど、十分な満足感を与えてくれます。……最近はこういう小さな雑誌も増えていますけれど、これくらい良いのは久しぶりな気がします。

 ただ、誰にでも面白いかと問われると、また微妙なところです。正直、山だとか自然だとかはどうでも良いというスタンスの方にはまずちょっと合わないかもしれませんし。けれどもしかしたら、こういうところから何かきっかけになって、変わることがあるのかもしれないし、そこは複雑でしょうが。……取り扱いはほとんどABCとかになってくるので、機会がある方は見てみてください。

 シメ。もっと、飄々と世の中を渡れる人間になりたいなぁ、と憧れることがあります。我関せず、という空気を身に纏っているような。またそういう空気を持ちつつも、実は非常に人との関わりあいを大切にしているような。そういう人って、たまにいるんですよね。僕もこれまで二人ほど、そういう人に関わってきました。そういう人達には、僕という人間がどう映っているのか、非常に気になります。……だから、どうってこともないですけれど。

 本日のカップ:アイスラテ。笑い話を交わしつつ、さりげなく大切なことを教えようとしてくれている方に、頭が下がります。僕はアイスラテを飲みながら感じたのです。いつか僕の淹れた美味しいコーヒーを、この方に飲んでいただきたい。いつか僕の作った歌を、この方に聴いていただきたい。いつか僕の紡いだ服を、この方に着ていただきたい、なんて。     circus

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2007年8月 2日 (木)

縫う。

Dsc02417 チープというのは、人によって、また時によって凄く魅力的に感じるポイントだと思うのですが、あくまでそれは狭い範疇の話で、周りには理解されないことも多い気がします。ただ一見チープな感じだけれど、よくよく見てみたり使ってみたりすると、チープという魅力を纏ったゴージャスということも、ままあったりもする。ディテールにしても、その総合のクオリティとしても。もしくは、完全なチープもある。どちらも良いですよね。……価値ってのは、やはり多くの捉え方があるもので。

 本日は絵本を。絵本、といってもいわゆるカワイイ類の本ではありません。どちらかと言えば、詩の本です。長短さまざまな詩に、それに基づいた絵が付いているという感じ。……絵本コーナーにあったのが不思議なくらいですけれど、ある意味で間違ってはいないのです。えーと、『影の縫製機』。

 気になる絵本作家さんの絵本を見に行った際に、チラッと目に入ってしまったこの装丁。もうダメでした、手が勝手に伸びて(笑)。んで、中身を見るとこれがまた……そんなわけで、誰の本やら何もわからず買ってしまったのです。

Dsc02419 紙箱の中はこんな具合。とても良い装丁。このサイズの絵本としては、幾分割高ではありますが、この装丁なら納得してしまいます。シンプルだけれど、非常に凝って作っているのが伝わります。

 ちなみに紙箱は、茶色の他に初版限定みたいなので青箱があったようですが、僕が見たのは茶色だけ。青もたぶんまだ手に入るのでしょうが、茶色が十分素敵なのでいいかな、と。

Dsc02420_2 中の絵の雰囲気はこういうような。どことなくシュールレアリスムというか、マグリット的な絵だったり、日本の絵本にはあんまりないような独特の挿絵。この絵と詩の空気が非常に合っていて、かなり満足できる絵本です。

 んで、買ってから家で誰の本なのか、というのを改めて見て調べていると、M・エンデってアレですね、ミヒャエル・エンデ。あのネバーエンディングストーリーの大元の『果てしない物語』とか『モモ』とかを書いたあのエンデだったんですね、あれまぁ。『果てしない物語』は結局、裁判にもなったりして大変でしたが、それはともかく流石です。

 ついでに他にどんな本があるのか著作を見ていたら、かなり興味魅かれる本が多いことが判明。『サーカス物語』、『はだかのサイ』、『魔法のカクテル』、『まほうのスープ』、『自由の牢獄』に『だれでもない庭』。タイトルもそうなのですが、内容のさわりを見るだけでもかなり面白そう。ちょっとずつ、図書館で漁ってみよう。……岩波の古いものが多いから、ちょっとあるか微妙だけれど。

 シメ。意外なところで意外な人とすれ違っていたみたいで、ビックリ。 僕はあんまり外で知り合いとすれ違っても気がつかないことが多いから、後々聞いて驚くことが多いのです。どこかの店の中ならともかく、外ではなかなか。「circusくんさぁ、あの日~~にいたでしょ」と言われることがしばしば。そして「声かけたのに」と言われることもしばしば。……ひどいな、うん。なんとかしないと。

 本日のカップ:完熟マンゴー。飲み物じゃ、ないな。話題の宮崎産ではありませんが、負けず劣らずの暖かいところの国内マンゴー。去年といい今年といい、相変わらず美味しい。宮崎産って異様に高いですが、どれくらい美味しいんでしょうね。食べてみたい気も、しないでもない。     circus

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2007年6月28日 (木)

カットボール

Dsc02404 暑いですねぇ、このところ本当に。せっかくならこのまま暑くなって、八月末には涼しくなってくれればいいのに。でもきっと、九月末くらいまで暑いんでしょうねぇ。4ヶ月くらいが夏となると、季節感としてはあんまり配分が良くない気がします。……子どものころは、もっと分かりやすかったのになぁ。

 雑誌の比率を下げているこのごろです。今月のFUDGEの恐ろしいほどのつまらなさには、「せっかく、いい具合になっていたのになぁ」とガッカリしたり、ある種の雑誌の「細かそうに思えていたけれど、実は結構浅い感じ」だったことに気がついたり、なんだか雑誌熱が冷めているのですが……アルネはまだ買い続けています。

 ただ、今回のの号は特集はあんまり面白くありません、個人的には。その合間合間に訪れる、小さな記事が好み。グラスであったり、古いワンピースのカットだったり、かき氷だったり、そして冒頭が芥川だったり。蜘蛛の糸に関しては、有名どころか知らない人の方が少ないくらいでしょうから、今更これもなぁ、と感じなくもないですけれど、やはり文章が巧いのは伝わりますし。……というか、これは宝島社の宣伝なのかなぁ、一応。でも、アルネに沿った載せ方がしっかり出来ているので、好感を持てます。

 それらの記事の中で特に気になる事項がありましたが、イマイチ実態が分からないので、今度実際に足を使ってみたいなと思っています。しかしながら、先立つものがあまり無いだけに、何処まで手を出せるかは未知数。必要経費というか、現状を乗り切るための経費が、いかんせんかかり過ぎる。……どうなっとるんだ。

 アルネも20号まで来ました。初期のころからは想像が出来ないくらいに、取り扱う店も増え、扱い自体も良くなり、嬉しい限り。昔は、結構ひどかったですよねぇ(笑)。買い切りの雑誌だからって、ボロボロのアルネが各号一冊ずつくらい、もの凄い端っこに置かれたりする店もしばしば。今のように、生活系雑誌のど真ん中に置かれるなんて、飛躍の度合いがハンパじゃありません。……なんとか、ネタが尽きずに続いて欲しいものです。

 シメ。今現在、長渕剛のDVDが家で垂れ流しになってるのですが、うーん凄すぎる。何度聞いても、何度見ても、凄いとしかもはや言えない。どうやったら、あんなにギターが巧くなれるねん、と。どうやったら、あんなに良い曲が書けるねん、と。……最近、ギターがあんまり弾けてないから、余計に感じます。

 本日のカップ:麦茶。サウナに行きたい。次の休みにでも、行きたい。でもそんな余裕はいろんな面でたぶんない。家でサウナとか出来ないかなぁ。     circus

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2007年6月 6日 (水)

仮定・過程・家庭

Dsc02367 白くまの小さいバージョンが100円で売られていました。いつから出ていたのかは知らないけれど、ありがたい話です。というのも、通常バージョンはいささか大きすぎると感じることもあるので。……んで食べましたが、味は全く一緒、というもんでもありませんでした。練乳の混ぜ込み方―100円はかけているのがベース―が違ったり、やはりそこは仕方が無いのかもしれません。でも、基本の味は一緒ですから、楽しめます。夏はこれにお世話になるでしょうね。

 さ、別冊。現実的に料理をしていると、正直いつもいつも手間ばっかりかけていられないのが事実。サッと作れるに越したことはないし、それでいて美味しければなお更。もとより不器用な人間なだけに、料理は未だに全然巧くならないんですが、考えることは結局そういうことになってしまうわけです。そんな日常の料理の本……アルネの別冊『家で食べる料理が一番、アルネのかんたん料理』。

 もともとアルネに連載されている料理コーナーを取りまとめた本です。連載で載ったのをベースに、その関連ごとに一つ二つくらいずつバリエーションを足して、一冊に纏め上げています。ぶっちゃけた話、凝った料理は何一つ載っていません。レストランのような料理も、載っていません。でもその代わりに、気軽に美味しそうな料理が載っています。……家庭料理が。

 ま、アルネが好きな人にしか、もしかしたら売れないのかもしれませんが、僕としては嬉しい本です。この本に載っているまんまではなくとも、アルネを参考にモノを作ったこともあるので。この本を見ていると、「あー、こんなカンタンでもありなんだなぁ」と思ってしまいます。でも、日常なんだから確かに良いんですよ、よくよく思えば(笑)。……カンタンだからって、美味しくないわけじゃないし。

 この本の中で最もアレなのが、「ごま油炒めご飯」でしょう。そのまんま、白米をごま油と塩で炒めるだけ。ふふふ、凄いですねこりゃ。落合さんの、素パスタと同じ具合。いやー、流石にそれ一品をもくもくと食べるわけにはいきませんが、悪くないですよね。

 では。自転車が欲しいです。どこのを買うのか、いろいろ調べてはいるんですがピンと来るのは未だに一つだけ。今更ルイガノとかプジョーはイヤだし、日本ブランドの質が良いのは分かるけれどなんかパンチに欠けるし……いいのないかなぁ。今一つだけ心に響いているのはヨーロッパ系。……ただ、もっと他に心響くのがあるような気がしてならないんですよね。うーん、難しいなぁ。

 本日のカップ:こんにち葉/煎茶。ここんとこ、夜に煎茶をよく飲みます。新しい急須が欲しかったりもします。うおがし銘茶にて、「これ、カワイイなぁ」と思ったのがあったんですが、悩みどころ。今のも良い急須だし、全然問題なく使えるからなぁ。……でも、欲しい(笑)。     circus

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2007年5月27日 (日)

吝かでない。

Dsc02348 だんだん、僕らしくなってきたような気がしてきています。未だに全くダメな部分ばかりだけれど、少しずつ僕の取るべきリズムが見えてきたようで。それで巧くいくのかは別の問題とはいえ、何も見えなかった頃よりは、幾分楽しい。……そして僕は周りに恵まれるなぁ、と強く感じています。

 今日はコチラを。見たことがある人も中にはいらっしゃるかもしれませんし、実際にモノを―これ自体もこれのテーマのモノも―持っている方もいらっしゃるかもしれません。NORMAL(ノーマル)のコンセプト・イメージブック「静かな時にだけ聞こえる音」。……キレイな表紙ですね。

 グラフィックデザインを行うところの、Tシャツのブランドなわけですが、なかなかに面白い具合です。なんでもないTシャツなんだけれど、どこか風味がある。大げさなモノではないんだけれど、微かな良い匂いがする。そんな感じのTシャツ達、この本はその2007年モノの写真集みたいなものです。……ABCやユトレヒトさん、国立新美術館、ツタヤ六本木とかで買えるようです。

 Daily Lifeという柄のTシャツは、見たことある方も一部いらっしゃるはず(たぶん)。とてもシンプルなんですけれど、文字とかのバランスが絶妙。白地に黒も素敵ですが、白地にパステルカラーが、なお素敵。そして表紙のターゲット柄、あるいはただ大きく円を描いているだけの柄、どちらも潔い中になんとも唸る色合わせ。……ありそうでない、というか、やろうと思ってもあんまりやらないようなTシャツバランスと言いますか。

 でも、僕は買えないんです。というのもサイズが微妙すぎて。メンズとレディスのワンサイズずつなのですが、レディスだと流石にキツそうだし、かといってメンズは幅が広すぎるんですよね。……なんと残念なことか。まぁ、幅くらいならいっそガマンして買ってしまおうか、とも思うのですが……ふむ。幅が広いTシャツも、嫌いではありませんし。

 このノーマルさん、SLEEPなんかともコラボしたり―というかYUKIのコンサートTを作ったりもしたみたいで―しています。なんとなく、空気が通じる部分ありますものね、それを知ったとき「あー、そうなんだ」と妙に納得してしまいました。SLEEPとのコラボものはもう売っていませんが、初期のころの復刻Tや現在のモデルなんかは、Ray BEAMSや国立新美術館や、zozotownでも購入できるようなので、気になる方は少し見てみてください。

 この本も、ただただ女の子がTシャツを脱ぎ捨てたり、ポーズとったりするだけの構成なんですが、ついつい見てしまうし、パラパラとめくりたくなる不思議な本です。最後の数十ページは無地の色紙が付いています。意味がありそうで、ないような、なさそうで、意図があるような……。とにかくどう使うのかもその人次第だと思いますが、僕はこういうの好きです。そのうち、色紙はなんかに使おう。

 それでは。休みの前の夜が、すごく好きです。休みの日そのものよりも、好きです。でもそれと同時に、休みの前の夜は切なくもなります。「もっと、頑張らなきゃならないな」と。

 本日のカップ:黒糖ラテ。ドトールの飲み物ですが、すごく微妙なんですよ。美味しいけれど、足りない。パンチがないんでしょう、きっと。とはいえ、ドトールに行くことが妙に増えているこの頃、頼むことは多くなりそうです。     circus

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2007年5月16日 (水)

やめたい甘え。

Dsc02321 甘えている。あらゆるところに、寄りかかっている。もちろん人間だから、全く何にも誰にも寄りかからずに生きることは出来ないと思うけれど、だからといって四六時中寄りかかるのは間違ってるはず。……って、そんなことは頭では分かっているんですけれど、どうにも成り立たない。さて、頑張ろう。頑張るというか、精一杯いこう。結局僕は、僕なりにやれることをやるしかなくて。それでダメだったら、仕方無い。ダメにならないように、懸命になる。単純にはいかないけれど、それでいく。とにかく、そうしてみようと感じた、今日の昼。

 川上弘美さんを、読む。今更読み始めたわけです。タイトルには魅かれたり、人にすすめられたりしていたものの、頑なに手をつけていなかったのですが、ここんとこ読んでいます。クウネルの連載なんかは、そりゃチラチラ読んでましたけれど、まともに読むってことで。……何冊か読んで、今は『センセイの鞄』の最中。

 まぁ、なんというか面白い。『物語が、はじまる』にせよ『蛇を踏む』にせよ、いわゆる初期の本の話なんかは、安部公房的な世界感と言ってもいいかもしれません。ある意味で濃すぎるくらいの話を、読ませてくれる。少なくとも、似通った空気を感じました。だから無論、なかなか好きでサックリ読んでしまいました。

 それらとは異なる雰囲気で、『小道具中野商店』だとかエッセイなんかを読んで、なんとも不思議な感じがします。まだ読み始めて浅いからかもしれないけれど、随分とパターンというか色が入り混じっている人に思えてしまいます。それはきっと、発刊された順番とかを完全に無視して、タイトルで読みたいものを読んでいっているせいかもしれませんけれど……。

 デビューが遅い分、ひとまず読める本―評論だとか選集なんかは除く―に関しては、ここ一ヶ月かそこらで全部読みつくせるでしょう。その時にまた、どういうイメージの作家さんになっているのか、想像があまりつきません。ただ言えることは、「案外、好きだなぁ、マジで」ということ。

 読まず嫌いってのも良くないものですね。僕はいかんせん、そういうのが多いのです。文体であったり、設定であったり、あるいはタイトルであったり、そういうものにすごく惹かれないと読まない。いやー、良くないです、本当に(笑)。だってねぇ、考えてみれば、もの凄い沢山の小説だったり作家さんに触れないと、物語について語れないし、批評も出来ないですもんね―というのが、僕の考え方だし―。……反省いたします。これからは読まず嫌いせず、もう少しイロイロ手を広げようと思います。

 でもアレです。僕の中での三大作家、安部公房、村上春樹、宮部みゆきの地点まで川上さんが食い込んでくるかといえば、果たしてそれは無いとも感じます。それくらい、この三方の文章は尊敬しているので。この三方に食い込むような作家さんに、出会いたいとは思うのですけれど、なかなか。……すごい方がいたら、教えてくださいね、是非。

 シメ。まとめなければいけないモノがあるのですが、次の休みあたりになんとかしようと思います。あんまりにも、ぐちゃぐちゃしてしまっているので、なんとも。そのために、何かお気に入りのハンディサイズノートをまた買わないとなぁ(笑)。……って、そこを楽しみにしてどうするのか、って話ですけれど。いつも通りなら、無論モールスキンに落ち着くわけですが、なんとなく今回は変えてみたい。となると、アレかアレ―もし分かる方がいたら、驚きですが―かな。丈夫なわけじゃないけれど、うん。

 本日のカップ:ポカリスエット。パブロンとのコンビは、もう定番です。早めのパブロンの調子が良いのか、やはり熱は出ていないように感じます。測ってないから、なんともいえないですが。でも、これで夜きちんと寝れば、明日には程よく復活できているかもしれません。冒頭に書いたとおりだから、意地でも健康だけは保たないと。それがこれまでの僕のやり方だったし、その部分はこれからも絶対に変えたくないし。     circus

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2007年5月15日 (火)

やさしさが降る瞬間に、頬は綻ぶ。

Dsc02317 このタイミングで、今年初めての風邪を引くってのは、一体全体どういう流れなのでしょうか。この前の体調不良は、風邪ではなかったわけですが、今回は完璧に風邪でしょう。なんたって、喉がすんげぇ痛いし。鼻水も止まらんし。……まぁでも、風邪に関してはガマンが効くので引いちゃったモンは、かまわないですけれど。

 料理の本。ホントは違う本を買いに行ったのですけれど、ついコレを買ってしまいました。以前チラッと、とある大型書店で見かけて、ガンガンに惹かれていたものの、ガマンに成功していた一冊。……でも、ジュンク堂にしてやられました。

 池袋のジュンク堂さんでは、この本を大々的に取り上げていました。写真をパネルにしたて、説明の文も軽く添えている。その雰囲気がとても巧かった。あれをやられちゃ、買ってしまいますね。だってそもそも、この本の写真は凄く雰囲気が良いし、載っているメニューも良いのですから。……米沢亜衣さんの『イタリア料理の本』。

 とても、やさしいのです。取り上げている料理も、その撮り方も、本の出来も。自然と、頬が綻ぶ。素晴らしい出来の料理本だと思います。帯には「見た目ではない、味なのだ」とあります。そうです、そう思います。僕が思うに、料理本も似たようなところがある気がします。懇切丁寧にレシピが書いていれば良いってもんじゃないし、ただただ小奇麗に写真を撮れば良いってもんでもない。あるいは、カンタンであることを強調すれば良いってもんでもないし、異常にこだわれば良いってもんでもない。……そういうことだと。この本は、見事にその調和が取れているんです。

 見ていて食べたくなるし、何より作ってみたくなる。それって料理本としては最高ですよ。この本を作りあげたアノニマ・スタジオは素晴らしいと思います。そういえば、同じアノニマから出ている高山なおみさんの本もステキですよね。というか、アノニマスタジオの料理本は、僕好みが多いのです、ツボ。いやー、これからもチョイチョイ買うでしょうね、やっぱり(笑)。

 この本の雰囲気、すごく好きだろうなと思える方がいるので、是非とも見せたいところ。ま、その人のことですから、きっと既にチェックはしていると思うんですけれどね。そういえばどことなく、この本の写真の雰囲気はその人に近いなぁ。なんだろう、無理のない素朴さとか純粋さというか。……うん。

 てなわけでシメ。これからスーパーに行こうと思うんですが、まだ開いているのかナゾです。お砂糖が切れてしまったので、なんとかしないと。明日の朝はフレンチトーストにするので、いくらなんでも砂糖が全くナシは厳しい。さっさと買いに行くか。……というか風邪を引いてるのに、そんなことしている場合なのだろうか?

 本日のカップ:ダイエットコーラ。うーん、良いイメージはないのに炭酸を飲んでしまうのはなんなのでしょう。またちょっと、今日から炭酸断ちを開始してみようかな、とも思います。あ、でもファンタがあるからソレを飲み終えてからだな。ファンタは妙に好きなんですよ(笑)。……ようし、やるべ。     circus

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2007年5月12日 (土)

やれやれ

Dsc02314 職場はいろんな意味で大変だけれど、それと同じくらい良い環境にも恵まれているのかもしれない、と感じます。良い経験をしていけそうだというか。これまでのアルバイトなどとはまた別種の感じで。もちろん、責任の重さであったりが付きまとうわけですけれど、それはそれとして。……とりあえず、マニアな方も多いですし(笑)。

 僕はジュンク堂がなんだかんだ言って好きなんですけれど、この間も池袋のどてかいジュンクへ行きました。本当は雑誌をちょいちょい見るだけのはずだったんですけれど、「ちょっとだけ写真集を見るかね」なんて上の階に足を運んだのがいけなかった。……結局、上から降りていく形で欲しい本がわんさか出てきてしまう。

 そんな中、もう返品の効かない古い書籍たちとかなのでしょうが、「自由価格本フェア」をやっていました。ジュンクさんでは結構定期的にこのフェアをやってくれているわけですが、毎度チラッとチェックしてるんです。今回もモチロン。

 大概はマニアックすぎる風土本だったり、専門書だったり、あるいはちょっと買う気は起きない全集なのですが、そんな中この一冊が。えーと、世界規模の大きな家具の見本市である、ミラノサローネの特集本『発想と形』です。……2003年の特集なので、幾分古いわけですが、デザインって別に時代がちょっとずれたからって風化するもんでもないので、「買っておいてもいいやねぇ」と購入。……本来は5000円くらいのものが、1500円と格安だったので。

 中には見知った名前も多く登場し、まぁ良いかなという程度。ただし正直、定価でコレを買うことはないと感じます。冊子の作り自体は良いのですが、紹介の文章も短く大雑把だし、写真も殊更キレイでもなければ多くもない。本当に、ミラノサローネの超手軽なカタログって感じです。しかもかなり限定した人達だけを引っ張ってるわけだし。

 じゃあ、なんで買うのか。えーとDVDが付いてるんですよね、コレ。それはトクだな、と。まだ見ていませんが、様々なレセプションやエキシビジョンをズラッと撮ってくれてるみたいなんで。映像で見ることってそれほどないので、良い機会です。なんか世界的なこういうイベントって、NHKなんかでは時折特集を組んで、有名どこをベースにしながら番組として流してくれたりはするんですが、それでも稀な気がしますし。……近いうちに時間をとってゆっくり見ます。

 DVDだけの価格で、本が付いてきていると思えばやはり非常にナイスな価格。ジュンクも価格付けが巧いなぁ。つい買ってしまう。ただ、ジュンク堂は毒です(笑)。行くと大変って意味で。図書館みたいに長居したくなるし、それだけ出費の確率がグングン上がるし。ま、仕方がないか。画集に写真集、詩集にファッション集、小説にノンフィクション、雑誌にムック、見ていけばキリがありません。……はあぁ。

 シメ。最近、自分のブックカバーを頻繁に使ってるんですが、妙に心地良い。すこぶる調子が良いんです。そりゃあ雑だし、特に便利な昨日はないけれど、素材選びが良かったみたい。本を読む楽しみが、倍増する感じです。……ここんとこ、人のススメもあって読まず嫌い―別に嫌ってはいなかったけれど、手をつけなかったという意味です―だった作家さんの本を読んでいます。非常に面白いし、雰囲気が良い。

 本日のカップ:アイスラテ。美味しい。ようやく、体調が戻ってきたようです。そろそろ、いける。明日辺り、しっかりコーヒーを飲んでみよう。     circus

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2007年5月 9日 (水)

野生

Dsc02311 休みの日に精力的に動くのは、気持ちいいけれど正直疲れますね。それにしても、図書館に行く際の自転車での道のりは、非常に心地良い。自転車って本当にステキです。……そんな途中に、近所で実は気になるパン屋があることに気付く。今度、買ってみよう。

 今日は朝なんとなく起きるのが億劫だったのですが、逆に起きた瞬間「あー、コルベール行かなきゃ」なんて思いました。森ビルで先だって行われていた企画展は、見に行くことが出来ていなかったので。……かなり良いとすすめられていたので、一路お台場、ノマディック美術館『Ashes and Snow』へ。

 平日だけあって、なかなかに空いていました。それでも、映像作品のイスは足りていなかったけれど。まずは総評として、「僕は非常に素晴らしく想った」って感じです。万人ウケが良いかは微妙なところですが、少なくとも僕はかなり好きでした。ある種の奇跡が見れるというか、それがまた美しくて。

 入場料は1900円と正直高いです。1900円なのに、作品数は多くはないし、解説とかがあるわけでもない―それは意図的にだそうです―し。興味を持てなかったりした人にはきっと、文句があるくらい高いわけで。僕みたいに気に入れば、全く文句はありませんが。でも入場料は仕方のない面があります。移動式の美術館であるゆえ、スペースや設置、その材料なんかも総て現地調達なわけですから、コストがかかります。入場料でそこはペイしていかないと、利益が確保できない。続けられないですからね。慈善的な側面があっても、それを維持するにはしっかりとした基盤がなきゃ出来ませんもの。

 ゾウとヒトから始まり、オランウータンやクジラ、あるいはヒョウやコンドル。総てが奇跡的な状態を捉えています。モチロン、合成だったり直していたりはしていません。すごく不思議な気分になります。ヒトと動物の位置関係が、とても心に染みる。動物は賢い、ヒトを包み込むような動きや暖かさを見せてくれます。……ある意味で、ヒトも動物も本来は絶対に対等で―決して平等ではない―、大いなる自然に生きていることを思い知らされるというか。

 そういうこと意外にも、純粋に美しい写真や映像。僕としては、ゾウのシリーズとコンドルのシリーズが好きです。コンドルなんて、かなりカッコイイ。映像でも写真でも力強さを感じます。……うーん、黙って見入ってました(笑)。また、ゾウにせよヒョウにせよ、目が凄かった。目のアップを撮っていた写真は、惹き込まれます。コレは是非とも体験してもらいたい。

 あ、映像作品は短いのが2つと、一時間くらいのが1つです。しっかり見たほうが面白いと思います。だいたい半分くらいの方は、途中で席を立ってましたけれど。映像を見た後の写真は、また趣が違います。僕は一度写真と映像を見た後、再び入り口まで戻り、もう一度総てを見返してみました。……他にもそういう楽しみ方をしている方もチラホラいらっしゃいましたね。たぶん、あの場に行けばそうしたくなる気持ちも分かると思います、はい。

Dsc02304 ショップでは写真集をはじめとして、多くのモノが売られていました。300万とかする写真集セットやら、うん十万の写真やら。……パラパラ漫画的な写真だったり、ポスターだったり。

 んで、この展覧会としての写真集―本屋でも売ってるんですが―がなんと16800円……た、高いっつーの。メチャクチャ悩みました。本当に買うべきなのか。限定つっても一万部だから、後でも手に入るし……。でも写真そのもの、そして写真集の創りの風合い、そんなのが相まって買うことにしてしまいました。

Dsc02307_1Dsc02308_1  いずれ買うことになる予感はしたし、コレは持っておいて間違いはないと感じたので。……なんか、いろいろ付いてきました。別売りで結構なお値段で売っていたDVDに、ノート。このジャーナルノートは、輸入の際のアクシデントかなんかで数があまり確保できなかったそうで、一般売りは止めになったそうです、ソールドアウト扱い。……その代わり、ある分を写真集買った人にプレゼントしているのだとか。

 ちなみに画像奥が写真集、手前左がDVD、手前右がノートです。……このノートが素晴らしくて、これだけで欲しいと思います、マジで。表は写真集などと同じで、天然蜜蝋を引いたネパール産の手漉き紙―この風合いがたまりません―を使い、中はイタリア製の耳付きのままの手漉き紙―和紙と同様な具合―で、紐はハイビスカスの葉で染めたものだそうな。紐は染めた後に、やはり蝋引きされているよう。しかも手綴じですって、あれまぁ。

 写真の感じは画像の通り、いいですねぇ。ノートの中も画像の通り。ちなみに、ノートは三色ありましたがちょっと変わったワイン色を選びました。

Photo_21 ポスターももらえて、この柄を選びました。最も宣伝に使われていたヤツですね。ま、実物見て普通に良かったので、迷いなくこれかな、と。これも結構なお値段で売っていたわけですが……うーん。なんか抱き合わせ商法みたいだけど、大丈夫なのかこの販売法は(笑)。というか、そもそもポスターとかノートとか、ましてDVDなんて、全然コストかかってないってことなんですかねぇ? もしくは、写真集がもとより必要以上の暴利だったり? ま、納得して買ってるんだからいいですけれど。

 ともかく、物販はさておき、肝心の展覧会自体は本気でステキなので是非。若干割高な分、目一杯見てやりましょう。それにしてもあのコンテナだと、雨とかどうするんでしょうねぇ……あと猛暑とか。あ、それ以前に今日はかなり暑かったか……それで平気なんだからあと一月は余裕ですかね。期間中に、是非足をお運びください。

 今日は久々に長くなりましたね、シメ。そういえば、森美の次の展覧会はコルビュジェだそうな。こりゃあ、見ないといかんですよね。しかもその後は、またクロッシングをやるみたいですし。うーん、力入れてますね、ミッドタウンに負けまいと必死なのでしょう(笑)。にしても、今日はかなり久しぶりに美術に触れた気がします、これだけでなく他にもイロイロと。やっぱり良いもんですね。

 本日のカップ:野菜ジュース。メロンパンと共に、すごく楽な感じに。今日ほどユルユルにお昼ご飯を食べたのは、いつぶりでしょう。大したもん食べてないのに、やたら幸せに感じたなぁ。ユルユルって甘美ですね(笑)。     circus

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2007年5月 4日 (金)

Dsc02300 眠いです。徐々に体のリズムも変わってきたようで、随分早い時間から眠くなるようになりました。良いコトやら悪いコトやら。やることはたくさんあっても、睡眠を削ると大変なので、そこだけは無理せずにいこうと決めています、この頃。

 今日は銀座のとあるお店に行く予定だったのですが、下調べするとなんとも休みだったのです。いやー、珍しく調べてよかった。「毎日開いているわけではないので、気をつけたほうがいいですよ」と助言を受けていただけに助かりました(笑)。……だもんで、予定を変更してもんのすごい久しぶりに自転車で地元の図書館へ。

 ある種の特定の資料を探しに行ったわけです。何冊か該当するような書籍があり、「さぁさぁ、借りるべ」なんてしていたら、なんと返していない書籍があったことが判明。……全然、憶えてなかった。一度家に戻り、本棚を捜索し、本を発見。捨ててなくて良かった。

 んで資料は無事借りてきたのですが、それ以外にもチラホラ借りてみました。買おうかどうか迷っている書籍、なんてのが現実にはあるので、そういうのを中心に。その中の一冊がコレ、『Tシャツ・ブック』です。アシェット婦人画報社より出ている本です。その名の通り、Tシャツに特化した本。……年代を通じながら、時代背景と共に生まれてきた様々なTシャツを載せ、解説しています。なかなか、面白い。

 中の写真の多さなどから考えると、決して高くはない本なんですが、いざコレを買おうと思うと「うーん、ほかを優先したい」なんて思い続けてきました(笑)。なので、借りて読んでしまえばきっと十分だろう、なんて思ったのですが……大きな間違いだったようで。……これまでよりもっと「手元に一冊、置いておくのもいいなぁ」なんて思ってしまった僕。うーん、バカだ。

 結局、近いうちに買うと思います、普通に(笑)。それじゃあ借りている意味がないという意見もおありでしょうが、むしろ「これで良いのかな」とも思います。というのも、つまりは「図書館では迷っている本を借りて、それでも欲しいようなら買えばいい」、そんなスタンスで利用するのが賢いのかな、と。無駄遣いが減るし、無駄遣いを防ごうと気になる本に触れる機会を失くすこともない。……今更、この年になってそうするのも遅い気はするけれど。

 とにかく、これからは図書館に行くことが増えそうです。既に予約している資料も数点あるので、定期的に足を運ぶことになるわけですが。ただ、地元の図書館は蔵書がすごく多いとは言えないのが欠点かもしれません。静かで、雰囲気は結構悪くないんだけど。……あ、でもアレを置いているのには驚きました、その点はすごいかも。「アレ」はそのうち、ブログ内で記事にします。でっかい本なんです、実に(笑)。

 この辺りで。仕事の勉強をしているんだか、趣味を広げているのか、なんだか不思議な気分になってきています。資料を読んでいても、「おー、これスゲー」とか「うわー、これキレイだなぁ」とか言ってるもんで。まだまだひよっこにも達していないだけに、そんなペースでやってる場合じゃないんですけどねぇ……。ま、いいか。

 本日のカップ:煎茶。そういえば、伊勢丹の中の「うおがし銘茶」も当然リニューアルされましたが、あれだけお茶部門がきれいに固まると、きっと商売大変でしょうね。まさしく、商品で店の色を出すしかないですから。うちの場合はもう買うトコロを決めて動いているからいいけれど、良く考えれば決めていない人は迷いますよね。そういう意味では、伊勢丹の試みは親切なのかどうなのか、これからの展開に注意してみないといけませんよね。     circus

 

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2007年5月 3日 (木)

ヤサイノサイ

Dsc02299 年の功って、多かれ少なかれやっぱりあるものなのかなぁ、と感じます。よく考えたら、それって凄いことで。年の功と評される人は、それ相応に何かがあるから年の功って言われるわけですよね。……何年経っても変わらないことは多いだろうけれど、その中で得るものは確実にあるのでしょう。

 ずっと前から買おうと思っていた雑誌を、つい最近買っておきました。psikoという雑誌の増刊らしいんですけれどね、面白い雑誌です。タイトル『キャベツ』ですから。しかも余計な装飾は一切ない表紙。……すごく好感だったんです。

 さらに一発目の特集が「キャベツ」ってのもツボ。これは企画立てた人、素晴らしいですよねぇ。キャベツって昔から身近な野菜―野菜の中でもとりわけ―であるし、便利なんですよ、しかも美味しい。けど、実のところよく知らない部分も多かったりするという、なんとも不思議な野菜。……それを特集とあらば。

 キャベツのアートワークや、様々なレシピ、そして当然キャベツそのものの解説。その上、若干キャベツの絡んだ食の話であったり、または関係ないちょっとした食のコラムなんかも。……とても良い雑誌に仕上がっていると思います。これで580円は、結構スゴイなぁと。最近の雑誌って、めちゃくちゃ広告を入れまくっているのに、妙に高かったりするんですけれど、コレは良いです。

 中でもやっぱり、レシピのページは秀逸。もう明らかに美味しいであろう料理がガンガン載ってます。モチロン、キャベツがベースで。キャベツの美味しさに助かっているお弁当暮しの現在、これはありがたいのです。……キャベツって優秀ですよ、手を込めて料理したら高級な感じにおいしいし、ただただ気軽に茹でたり炒めたりするだけでも、素晴らしい味を出してくれる。……うーん、偉大。そういくと、野菜はやっぱり強いですよね。タマネギにせよ、ナスにせよ、ニンジンにせよ、カボチャにせよ。そして何よりジャガイモなんて。

 次の特集は「マグロ」だそうですが、この分なら期待が出来そうです。今回のキャベツ含め、気になる方は本屋で立ち読みしてみてください。安いから、買ってもいいと思いますけれど。

 シメ。明日はお休みなんですけれど、ちょっと行きたいお店があります。わざわざ仕事でもないのに銀座へ行くのは、なんとなく気が引けたりもするんですけれど、今となっては。せっかくだからランブルなんかにも行きたいけれど、思えば今はゴールデンウィークですよんね。人が多いから、無駄足はかけないようにしよう。

 本日のカップ:オレンジジュース。健康重視と言われました。確かに、お弁当と共に野菜ジュースを飲み、休憩ではオレンジジュースをチョイスしたら、そう思われるのも無理はないかもしれません。それにしても、今日は暖かかったですね。むしろ、暑いくらい。     circus

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2007年4月17日 (火)

割烹

Dsc02257 知識だけで生きていけるもんでもないし、かといって経験だけで生きていけるもんでもない。生まれ持った才だけで生きていけるもんでもないし、努力だけで生きていけるもんでもない。要は世の中は非常に単純そうに見えて、実は複雑で。複雑そうに見えて、実は純粋なものなんだと思います。……僕に欠けているものは本当に多いけれど、そういうことを想える僕自身を、僕は案外好きなんですよね。

 買う雑誌のデフォルトを少し変えているこの頃、メンズファッション誌を買う代わりに買うことになったのはコレ。そうですね、松浦弥太郎さんが編集長の『暮しの手帖』です。……ヘタなファッション誌なんかよりずっと面白い。

 なんかこれを買っていると、さらに自分が主婦よりの趣味になってきている気がして、若い男子なのに大丈夫なのかと不安になったりもしますが、ソコソコに面白いから仕方が無い。でもアレです。正直、松浦さんが編集長になるまでは買おうと思っていませんでした、あまりにも渋すぎて。なんというか、僕の感覚に合わない路線で渋さをキープしすぎてたんですよね。……松浦さんになってからは、その辺が柔らかく広くなり、自然に好感を抱ける雑誌になりました。

 最近は、こういう暮しの雑誌とかナチュラル指向の雑誌とかが、溢れんばかりに刊行されているわけです。自分で言うのはおかしいですが、僕はかなりまともな雑誌をチョイスして買えていると思います。クウネルだろうがアルネだろうが、暮しの手帖だろうが、ほかモロモロも含めて。なんというか、僕が見向きもしない雑誌が悪いとかではないんですけれどね。ただ、えてして僕が立ち読みすらしない雑誌は、何がしたいのかよくわからないんですよね。ただ流れに沿って、「こういう感じが好きなんでしょ、きっと」みたいなノリで雑誌が出来ているように感じて。……どの雑誌がそうだとは言いませんが。

 ところで暮しの手帖の27号の最後のほうに、ツバメのノートブックの工場のレポートが載っています。コレ、面白いですよ。中でも、すんごい古いジンガーのミシンを使って、今でも手作業でノートを綴じているところなんで、相当良い雰囲気です。ツバメノートって、定番だし、見た目も使い心地も結構好きなんですけれど、ここ何年かずっと手にしていません。……久々に買おうかな、と思わせてくれる記事でした。

 あ、ちなみに僕が暮しの手帖が好きな理由は、美味しそうだからです(笑)。料理のページが結構な量あるんですけれどね、簡単なものvばかりなんですが。そのページに載っているモノって、どれも美味しそうでたまらないんですよ。しかも、自分でやってみようと思える具合に。半ば、それが好きで買ってるようなところもありつつ。

 ともあれ、もちろん特集も純粋に面白い感じになってます、最近は。ちょっと自分の興味とは範囲が異なる事柄であっても、何かしら発見であったり、趣を見出せるような記事に仕上がっているので。……そういうわけで、これからはこれがレギュラーです。外れたのは某メンズファッション誌(笑)。

 シメ。セクシーボイスアンドロボ。漫画は知りませんが、ドラマを見ています。今現在、唯一見ているドラマです。ハッキリ入って好きなんですが、何がって別段話がうんぬんではなくて。主役の女の子のほうなんですがね、異様に演技が巧いのはなんなんでしょうか。そのせいで、ついつい見てしまうんですよ、本当に。……表情の変化の仕方とか、声の張り方や消し方とか、すごく好き。僕が純粋に好きなんて評価をするのは、かなり珍しいことです、女優において。それくらい、彼女の演技は素晴らしい。人を惹きつける何かがありますよ、オーラというかね。あ、そういえば今日は懐かしのムラジュン―これは失礼だろうか―が出るんじゃないですか。見ますけどモチロン。

 本日のカップ:ポカリスエット。明日は、豆を買いに行こうと思います。朝きちんと起きれて、朝ごはんも食べれて、やる気が十分に溢れて、部屋が順調にカオスから脱却できれば(笑)。今回のカオスは強敵だなぁ……ていうか、モノが多すぎて部屋に収まらないんですよ、物理的に。どうしろってんだ。     circus

 

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2007年4月 7日 (土)

仮想現実

Dsc02187 役割という存在を僕に教えてくれた、高校生のころのアルバイト先の人は、やはり今でも慕ってしまいます。もう、つながりは全く無いんだけれど。人にはそれぞれ、その場で成す役割っていうのがあって、ひいては生活においてもその人なりの成すべき役割があると思うのです。自分に対しても、人に対しても、社会に対しても。……僕はそれを、もう見失うこと無いように生きたいと、常日頃心がけていたりします。

 最近はお弁当を毎朝作っているので、だんだんと覚えたことも増えてきた僕です。そんな僕ですが、パスタというかイタリアンはやはりこの人しかいないでしょう、と思います。ラ・ベットラの落合務さん。コレは著書の『パスタの基本』です。

 なんだろう、この人は面白いし、単純の料理のセンスが抜群にあるんですよ。はっきりいって大して複雑なことをしていなくても、この人が作るととても美味しそうに、素晴らしく見える。そして、現にそれは美味しいんだろうけれど。……きっと好きな人は多いのでしょうね。

 テレビでもよく見かけますが、今のテレビってそれはもう沢山の料理家やシェフがいるのです。イタリアンにしたって、そうです。その中でも落合さんはずば抜けている。料理から出ているオーラが違うわけです、はい。食べたくなる感動がそこにはあり、作りたくなる魅力がそこには溢れているわけです。

 んで、こんな本も買ってみたりしているのですが。この本に載っているレシピはどれも、正直すごく簡単なモノです。まさに、ド基礎と言ってもいい。でもでも、不思議なことですが美味しくできるんですよね、しっかり。素材の甘さや酸味やコクを生かしたレシピを集めている感じです。……うん。

 ド素人でもこれを見て作れば、そこそこの味のパスタが作れます。それにしてもアレだったのが、冒頭に載っている素パスタ。ええ、そうです釜揚げパスタみたいなもんですよ、茹でるだけ。それに極単純な塩味だったりを付けたり、チーズを焦がして絡めたりするだけ。他にもチョイチョイ載ってますが。それで十分、軽い一品が出来るわけです。……そういえばアリだよなそんなんだって、と思わせてくれます。要は美味しく満足できればいいわけなんですから。何もいつもいつも手をかけることは、ない。

 ……って、なんかどこぞの主婦ですね、これじゃ(笑)。まぁでも、何でも言えることですが、「ここからは男の領域、ここからは女の領域」なんてのは、出産とか然るべき区別以外のいわゆる趣味の部分では、全く意味のないことですから。そんな下らない領域を決めて生きて、何が楽しいってんでしょう。やりたいことをやればいいんです、周りに迷惑をかけない範囲なら。そう、僕は思いますね。

 それでは。最近、仕事の影響で、ニーシングの指輪を外していました。久々に長い間。でも、ふと4日目くらいのころ、「プライベートでも外しているのは、なんか違うな。僕は僕なりの意志と理由をもってこの指輪をつけているのだから、仕事でない場では絶対につけよう」と感じました。……すると、いろいろ余裕が出てきました。やっぱり、僕にとって意味のあることなんです。それは単なるきっかけだったり、意志の小さなかけらかもしれないけれど、そういうことってありますよ。

 本日のカップ:ルワンダ/コーヒー。なんだコレ、やばいくらい美味しいじゃないか。つい少し味見をして、人に渡した後、振り返って「うわ、コレすんげぇうまいな!」と叫んでしまいました。この感じを、毎回出さなければなりませんね。そこそこのクオリティで満足はしちゃいけない。……でも、暇な人間だなぁ(笑)。     circus

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